蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

№190 新しい名前

昨日の朝から金木犀が薫るようになった。今年は、秋が早くやってきた感覚がある。季節の移り変わりは毎年違って、その時期の果実の成り具合などで気候を予想する、農家さんたちのお言葉には信憑性が高いような気がしている。ちなみに今年はスイカがなり年だ…

№189 どうなるために潜在力を発揮するか

このところ、以前図書館で借りて楽しんだ本を、文庫で入手して再読している。今月読み返した本としては、伊坂幸太郎「ゴールデン・スランバー」、桐野夏生「OUT」「残虐記」など。で、昨日はこの本 ↓ を再読していた。ゆっくり楽しもうと思っていたのに!あ…

№188 上手くなるってどういうこと

先日聴いた、娘の後輩のお母さんの言葉が、喉に刺さった小骨のように気になり続けている。「この学校に入って剣道が下手になった」と、道場の先生に言われたというのだ。(道場の先生もどうかと思いますけどね!)そのことについて娘に尋ねてみたことは、先…

№187 インド首相賞のこと

ここで首相賞受賞のことについて書いていなかったと思うので、改めて書いておきたい。私はご縁あって、日本ヨーガ・ニケタンというところで勉強させて頂いている。高名なラージャ・ヨーガのグルであり、「グルのなかのグル」と称えられたスワミ・ヨーゲシヴ…

№186 芋、寺、そしてフロー体験

今朝、うきうきしながら蒸かしたサツマイモが、まさかの紫芋だった…紫色のお芋って、なんだか食指が動かない。紫ってことは、アントシアニンとか?色素があって、体にいいはず、と自分に言い聞かせる。お味の方は、普通のサツマイモより甘みが少なくて食事に…

№185 秋といえば

秋風が寒い… 台風が去って、すっかり秋になってしまった。衣替えと寝具の準備を行わなくては、うっかり体調を崩してしまいそうである。この時期に、季節に対応する作業を怠ったがために、早々に風邪を引いてしまう方があるので、これからしばらくは教室でも…

№184 区別のない心

『人が自分だけ神様、あるいはアラー、あるいは絶対者ブラフマンを悟ったと言えば、その者は間違っているのです。何というずうずうしさでしょう。そのようなずうずうしさからは口論や暴動、分裂、戦争、憎悪が生じます。神様の信奉者たちは団結して一つであ…

№183 瞑想合宿

先程、久々に筝曲の稽古に行ってきた。先月に引き続き、子供関連の行事等で色々と立て込んでいたために、お稽古に伺えなかったのだが、今取り組んでいる曲が自分にとって難易度が高いため、師匠から「必死でやって貰わないと間に合いません」と雷を落とされ…

№182 勝ってしまった苦しみ

台風が近付いている。本日は娘の学校の体育祭の予定だったが、週明けに順延となり、明日予定されていた大会も中止となった。さて、娘がとても頑張って全国大会に出場することができたが、これまで知らない世界を見てしまった故に、今、大変な葛藤の最中にい…

№181 考えすぎてやしないか

兄弟のような友人がいる。血を分けた兄弟のように大事で親密な存在である。その人に「ヴィパッサナ瞑想を教えて」と言われた。ヴィパッサナ、という言葉はパーリ語である。調べてみると、サマタ瞑想の後にこのヴィパッサナ瞑想があるらしい。私も、腐っても…

№180 自分が恵まれているからこそ

先日、神戸で購入した本を読んだ。「ケーキの切れない非行少年たち」という新書なのだが、かなり衝撃的な内容であると同時に、これまでのDARC(薬物依存回復センター)での指導や、レッスンにおいでになる小学校教師の皆様とのやり取りなどを思い返し、今この…

№179 やればやるほどわからなくなる

昨晩はヨーガ療法士仲間との会食だった。勉強熱心なこの先生を、私はとても尊敬している。他に医療系のご専門をお持ちで、他分野でもヨーガの智慧を活用されているのがまた素晴らしい。この方とは、定期的にお会いして情報交換のようなことを行っているのだ…

№178 肉体の軽視

先日「人間五蔵説」について書いた。一番外側の「食物鞘」は目にも見えるし、内側に比べてまだしも意識がしやすいかもしれない。その為、様々なアプローチが、肉体だけのもののようになってしまっていることがもったいないのは確かなのだが、肉体からのアプ…

№177 喜びを覆い隠すもの

明日はトラウマについて話す機会がある。人間存在の最奥に歓喜鞘というものがあると書いた。心臓の中の小さな空洞に、歓喜鞘はあるそうだ。人間は本来喜びに満ち溢れた存在だというが、そうならないのには理由がある。歓喜鞘には「心素」と「我執」というも…

№176 外側だけ癒しても

今朝ラジオを聴いていると、「健康のために瞑想を」というようなコラム的な番組をやっていた。「基本となる瞑想」ということで、呼吸に集中する瞑想の解説を行っていたが、それを聞いて私が感じたことは、ヨーガと同じように瞑想も、単に肉体の健康のために…

№175 深い対話には体力を要する

本日は、朝3時起きで大阪まで日帰り旅行。我が家の下の娘は6歳の頃から剣道をしているのだが、この度、中学最後の公式戦に出場したので、応援に出かけてきた。この娘は、自分の内面を表現することがなかなかうまい。それは言葉であったり、文章であったり、…

№174 まる見え

本日は米子での講座だった。まず「近況報告」という、自分自身の言語化から始まる。講座生さんは最も短い方でも半年間の受講をしており、それなりに自分について語ることができる。そこで様々な課題が明示されることになるが、出席メンバーによって展開が違…

№173 叶わない夢は口にされない

昨晩遅くに、とある会に参加した。そこでブログやYouTubeチャンネルの話になったのだが、私のこのブログは難しすぎてよく分からないと仰る方がおられた。むむむ…何しろ私がこの世で一番好きなブログは、ノリオ先生のもの。次が加藤さん。加藤さんなんて「僕…

№172 なんの役に立つのかな

先程、Facebookでもシェアしたのだが、ヨーガ(療法)の適用分野が広がっていることについて新聞報道がされたそうだ。北陸中日新聞の記事を、石川の療法士会がご紹介なさっておられた。 ストレッチで、医療・教育・更生に役立つのはちょっと難しいでしょう。…

№171 からだや心は「あなた」そのものではない

昨日は、島根県雲南市での研究会に久々に参加し、参加者の皆様と旧交を温め、夜更けまで楽しい時間を過ごした。ちなみに、雲南市というところは、私の住む米子市から高速道路を使って片道約1時間かかる。冷蔵庫を積んだ軽トラックの後ろに、車が連なり渋滞と…

№170 先にこちらから信じる

我が家は古くて狭い日本家屋なので、人が家内にいると録音が出来ない(パソコンに向かって一人で話しているのを聞かれたくない、という心の問題もある)。なので、寝坊な長女が寝ている隙に、朝からYouTubeチャンネル用の録音を二つまとめてとり、なんだか疲…

№169 この世で経験することは

今日は本当に暑かった…こんなに暑いと塩を振った西瓜が食べたくなる。なのに9月のこんな時期では、さすがの「西瓜の名産地」鳥取県にも西瓜は売っていない。ところで、子供たちが保育園時代に歌っていた「すいかの名産地」。今の今まで鳥取県の歌だと思って…

№168 応諾 「わかりました」と言い続ける生き方

山に芝刈りに出かけていた7-8月、時間が合わないため「聖典学習」をお休みさせて頂いていた。ちなみのこの聖典学習は、「ラージャ・ヨーガ 8支則」の中の「勧戒 ニヤマ」の中のスヴァディヤーヤ(Svadhyaya)にあたる。だから、どんな状況でもサボっちゃダメ…

№167 生徒さんに育てられる

昨夜遅く神戸から帰宅。神戸も猛烈な暑さだったが、米子も暑い…台風が近付いているからだろうか、心地よい風と、山陰には珍しい青空。先程まで、東海地方にお住いの生徒さんとのセッションを行っていた。この方は9月初めにとある合宿にご参加されたのだが、…

№166 誰かに話してみる

神戸で朝を迎えた。定宿は、昨日突然エアコンが壊れてしまったとのことで、対応に大わらわでおられた。いつも、スタッフのRちゃんや、オーナーの善さんと、あれこれお話させて頂くのを楽しみにしているのだが、それどころではなかった。来月を楽しみにしてい…

№165 発信が大事らしい

神戸に来ている。大のお気に入りの小さなお宿、2noさんに今日もお世話になっている。1階の「鉄板食堂ちえり」も、とても居心地が良く、毎回夕食はこちらで。2noさん→ https://651-0093.jp/今日は長女と一緒に神戸入りし、共に過ごした。若い女の子との旅は、…

№164 今、こうであることの価値

秋の雨で湿度が高く、過ごしにくい1日だった。アーユルヴェーダでは体質によって、春夏秋冬+雨季(日本ならば梅雨か)の中で合う季節と合わない季節ががあるというが、私はどうやらこの雨季に当たる季節が苦手だ。昨日、初めての音声を発信して、いくつかの…

№163 課題遂行

ゼミナールでの課題を、一先ず遂行しました!PCへ向かっての録音なのだが、語尾が聞き取りにくかったりで、改善しないといけない点は多々ある。数回の録音を来り返したが、これ以上やると、今日中に「まずはやる」という目的を遂げられないと思い、投稿を断…

№162 YouTubeチャンネル?

毎日色んなことがある。子供を通じて経験することは、「知らなかった…」と後から青ざめることも多く、日々勉強である。そこで学んだ経験が訳に立つ次回は無いかもしれないので、経験から普遍的な教訓を得ておかねばならないのだが、個々の事象に固有のタイミ…

№161 2019夏 ゼミナール修了

7月5日から始まった、「『インテグラル理論』出版記念オンラインゼミナール」が本日修了した。なんと、山へ芝刈りならぬ出稼ぎに出た期間よりも、ゼミナール受講期間の方が長いという…。そのことを話すと娘も笑っていた。自分でも笑えてしまうが、自らの人生…