蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

№187 インド首相賞のこと

ここで首相賞受賞のことについて書いていなかったと思うので、改めて書いておきたい。

私はご縁あって、日本ヨーガ・ニケタンというところで勉強させて頂いている。

高名なラージャ・ヨーガのグルであり、「グルのなかのグル」と称えられたスワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師(1886?-1985)が、インド・リシケシに設けられたアシュラムがヨーガ・ニケタン。その日本支部が、日本ヨーガ・ニケタン。

ヨーゲシヴァラナンダ大師は "SCIENCE OF SOUL" など数冊の著作を遺され、日本語でも読むことができる。

このアシュラムに、日本人として唯ひとり入門を許されたのが、ギヤーナ・ヨーギこと木村慧心師。私たちのお師匠様だ。 

魂の科学

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  • 作者: スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ,木村慧心
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人に勧められて入った街の教室で、2年ほど体操実習をしながら、あれこれと本を読んでみたりして自分なりにヨーガと向き合って見たものの物足りず、もっときちんと勉強したくなってご紹介頂いたのが此処だった。

ヨーガを活用する上で私自身が大きく影響を受けたのが、九州大学心療内科を立ち上げた池見酉次郎先生だ。

「健康は自らの責任でつくりあげるもの。健康とはすなわち心身一如」という池見先生の考えに感動し、「うん、やっぱり自分でやるしかない!」と思ったし、それに加えてウィルバーの「新しい知性の胚芽」という言葉にも背を押されて、セルフ・コントロール法としてのヨーガを学ぶために、10カ月間の専門教育に入った。

体操中心のヨーガをやってきたため、「マントラを唱えたりしてなんだか怪しい…」と心配だったのだが、なんと、池見酉次郎先生の後を継がれた久保千春先生が顧問を務めておられたり、私の興味関心と講義内容がバッチリ適合した。茶道を通じて禅の思想にも触れてきたが、その元ネタが直に勉強できたのだ。
それ以来ずっと、ヨーガに関してはこの師の下で学んでいる。

この師の下で、ウクライナキエフでのチェルノブイリ原発で被曝された方に対する研究参加、DARC(薬物等依存者回復センター)での指導、統合医療学会での認定資格取得、インドの国家資格(QCI認定)取得、J・カバットジン先生来日時のワークショップでのヨーガ療法士枠での参加、関連学会での症例発表などの経験を積ませてもらった。各分野での第一人者を研究総会に招聘して下さったり、有難いことばかり。

首相賞の受賞の際に「師の教えは、ウパニシャッド聖典群とヨーガ・スートラの教えに準拠」と評されたことも、非常に嬉しい。私たちもそれを受け継いで、人から人へと経糸のように智慧を繋いで渡していけるように学び続けたい。

「早く年を取りたい」と言われていた師匠も70代になられ、ますます元気に世界中を飛び回っておられる。インドの大学で教鞭を取ったり、インドのヨーガ・ニケタンでラージャ・ヨーガも教えられている。

この度の首相賞、二極の対立を克服しておられる師匠も相当に嬉しかったのでは。
瞑想課題のお返事にも、モディ首相ネタが出てくる。誰に会ってもヨーガの話を最低5分はする、というモディ首相を通じて、「ヨーガ=ストレッチ」というイメージの払拭と、もっと欲張りなヨーガ活用が広がっていくといいなあ。

ブラックジョークが冴えわたる、厳しい師だ。誰も褒められたことは無いと思う。
「(今のあなたにしては)よくやってるね」というのが最大級の賛辞。
解脱まで、修行に終わりはないから、当然。

↓ 賞状を手に笑ってるのが慧心師

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インド大使館のTwitterより



【2019年インド首相賞受賞者 】

ビハール・ヨーガ・スクール、スワミ・ラージャリシ・ムニ、日本ヨーガニケタン、それにアントニエッタ・ロッチ各位は 、2019年ヨーガの普及と発展に特筆に値する功績をもって、インド首相賞をここに授与する
 
日本ヨーガニケタン :
日本ヨーガニケタンは1980年に設立され、 聖地リシケシでも最も古いヨーガ修道院の一つであり、ラージャ・ヨーガを教導している「ヨーガ・ニケタン道場」と、伝統的ヨーガにおいて深く連携している組織である。

また瑜伽阿闍梨・木村慧心師は、日本において伝統的ヨーガを伝える為に、ヨーガ療法を発展させている。
師の教えはウパニシャッド聖典群とヨーガ・スートラの教えに準拠
しており、ヨーガ療法の活動はインド・ベンガルール市にあるスワミ・ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ大学と連携してきている。