蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

№381 からだを虐めない

「汝が自分中心の執着から生ずる迷妄を克服した時、汝はこれまで聞いたことと、これから聞くであろうこととを区別しない無執着の境地に達するのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅡ-52 昨晩、子供の出稽古の付き添いをした。 稽古の前に1時間かけて「体幹トレー…

№380 楽な方の私にしようっと

「アルジュナよ。我は万物の心臓内に宿る真我(アートマン)である。我は万物の始まりであり、中間であり終末なのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅩ―20 意識することで人は“自分というもの”に気付いていく。 気づいてしまうと、人はなかなか賢いのでなんとかで…

№379 あなただけの「良い姿勢」

「クリシュナ神が告げられました。 アルジュナよ、我の数百、数千という多種多様な姿を見よ。種々の色や形を持つ我が姿を見よ。」 バガヴァッド・ギーターⅩⅠ-5 姿勢を癒すのにてっとり早い解決法は、残念ながら、ない。 従来のプログラムでは、からだの外形…

№378 リラクゼーションが気持ちいいのは

「生まれたものに死は必定であり、死んだ者にも生は必定である。それ故に、不可避の事柄について汝は嘆くべきではない。」 バガヴァッド・ギーターⅡ-27 姿勢を確立する手段には二つある。 空間の中で自分のからだの位置を認識すること(定位)と、倒れずに動…

№377 姿勢には訳があるから

「結果と名誉と敬意とを期待する偽善的苦行は、不安定で移ろいやすく動性優位の苦行と呼ばれている。」 バガヴァッド・ギーターⅩⅦ-18 今のあなたの姿勢は、これまでどんなふうに振る舞うか決めてきたさまざまな経験に由来する。 目立たないように縮こまって…

№376 自分の声を聴く練習

「至高の主は万物中に等しく存在し、万物が滅びても滅びることはないと見る者は真に見る者なのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅩⅢ-27 オンライン・アグニホトラ、無事終了。 ノートパソコンの前で、掌を火(の写っている画像)にかざす姿は傍から見ると滑稽か…

№375 儀式をまえに

明日は、年に一度のグルプージャ祭に参加する。 日本の真言宗(別名・瑜伽宗)の護摩炊きの元になったのだろう“ホーマ”という火祭りをおこなって、この1年の御礼と、またこれからの1年の御加護を師と共に祈念する。 ヨーガは、人から人へと伝えられてきた。 …

№374 姿勢と呼吸

「アルジュナよ。それらの行為は我を束縛しない。というのも我はそれらの行為の中にあっても、何事にも執着せずに中立者のように座しているからである。」 バガヴァッド・ギーターⅨ-9 アサナ(体操)で「ポーズをとる」ということは、ある姿勢でしばらく過ご…

№373 呼吸が先生

「喜ばず憎まず、嘆かず求めず、善悪の思いを捨てて我を信愛するものは我にとっても愛しいのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅩⅡ-17 今日の山陰は雨。 雨の朝の空気は実に美味しくて、生命が滋養されていると感じる。 さて、過呼吸が慣れっこになってしまうと、…

№372 ”自分”感度を上げる

「万所にある風(ヴァーユ)が空間(アーカーシャ)の中に永遠にあり続けるように、万物もまた我のうちにあると知れ。」 バガヴァッド・ギーターⅨ-6 この世界のありとあらゆるところに遍在している生命のエネルギーのことを、ヨーガを行じる者は”絶対者ブラ…

№371 吸ってばかりでは

「人が古い衣服を捨て新しい衣服を着るように、肉体に宿った神我は古い肉体を捨て、他の新しい肉体に宿るのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅡ-22 二泊三日の東京出張を終え、昨晩遅く帰宅した。 4カ月ぶりの上京だが、久々にお会いした皆さんがお元気でほんと…

№370 どちらに揺れても

久々の出張。始発列車で出発し、東京へ向かっている。 先程まで岡山に向かう特急列車に乗っていたが、これはかなり揺れる。以前、福岡から大分に向かう特急にのったが(スーパーソニック)これもひどく揺れた。 揺れる列車の座席で、昨晩の睡眠不足を解消し…

№369 寝ることについて

「だがしかし、未顕現なるものに専念する者たちの労苦は実に大きい。というのも未顕現なるものを見極めることは、肉体にこだわる者たちにとっては達成しがたいからである。」バガヴァッド・ギーターⅩⅡ-5 3日前の6月20日は「天赦日」と「一粒万倍日」が重なる…

№368 自分と調和する

「アルジュナよ。常に我を思念するヨーガ行者にとっては、我が境地に達することは容易なのである。」 バガヴァッド・ギーターⅧ-14 ストレスによる心身摩耗の影響は大きい。 いつでもどこにいても常時つながっている今の時代は、絶え間ない危機感を人工的に生…

№367 そんなに焦らずに

「アルジュナよ。我は太陽の如くに熱を放ち雨を溜めて放ち、我は生であり死でもあり、真実在のものであり非実在のものでもある。」 バガヴァッド・ギーターⅨ-19 ロンドン大学の研究によると、携帯端末で常にメールやメッセージを送受信していると知能指数が…

№366 ひとことだけ言うとすれば

「何時の敵は汝の力を侮り、聞くに堪えぬ悪口雑言で罵るだろう。これほどつらいことが他にあろうか。」バガヴァッド・ギーターⅡ-36 自分が感じていることを“観察者”が冷静に見ているのは、感情を抑えることとは違う。 ネガティブな情動経験の抑制を試みると…

№365 観ているひとを育てる

「もしも汝がこの義務に基づく戦いを行わなければ、自己の義務と名誉を捨てた罪に問われるであろう。」 バガヴァッド・ギーターⅡ-33 ヨーガの世界は実に広く、様々な面を私たちに見せてくれる。 どのような入り口から入るかによって人がヨーガに求めるものは…

№364 性格が変わる

「ヴェーダ聖典の読誦、護摩供養、布施、厳しい苦行などを行じても、この世では汝以外にはこのような我が姿を見ることができた者はいないのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅩⅠ-48 ヨーガを体操と思っているひとは「ヨーガと哲学との関連」と言われても何のこと…

№363 ほんとうはなにを

「一瞬たりとも行為をしないでいられる者はいない。すべての人間は根本自性(プラクリティ)から生ずる徳性(グナ)により、否応なく行為をさせられるからである。」 バガヴァッド・ギーターⅢ-5 この世にはありとあらゆる実践法がある。 例えばダイエット。 …

№362 感情と欲求を大切に取り扱う

「それ故にアルジュナよ。汝の食べるもの、供えるもの、与えるもの、苦行するといった行為のすべてを、我への捧げものとせよ。」 バガヴァッド・ギーターⅨ-27 ストレスも感情という概念も、正確な内容がわからないまま使われている。 ストレスと同じように感…

№361 ストレスを変えるちから

「ブラフマ神の昼が始まる時、未顕現なるものから、この世に顕現するすべてのものが生じてくる。夜が来ると、すべての顕現している事物は未顕現の中に帰滅していくのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅧ-18 セリエの論文では、一般にストレスをまねく要素として…

№360 情緒的なストレスの緩和

「アルジュナよ。すべての者の信仰心は、その生まれつきの性質に応じて形成される。信仰心がその者を形成するのであり、その者の信仰心のあり方が、まさにその者自身なのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅩⅦ-3 H・セリエは、ストレスの生理的影響はおもに体内…

№359 私が決める

「憎むこともなく期待することもない(カルマ・ヨーガ)行者は、常に行為を放棄した者と理解されるべきである。実に二極の対立感情を克服した者は、容易に束縛から解放されるのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅤ-3 他者との関わり合い――とくに精神的な関わり合…

№358 イヤイヤやる練習

「それなる絶対者ブラーフマンは光明の中の光明であり、すべての暗黒の彼方におられる。それは智慧であり、智慧の対象であり智慧により到達されるべきものである。それはすべてのものの中の心臓内に宿っておられるのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅩⅢ-17 コロ…

№357 まだ道の途中だから

「もしも汝が意識をしっかりと我に集中させることができかねるならば、絶えずヨーガを行じ続けて(アビヤーサ・ヨーガ)我に達するよう努めよ。」 バガヴァッド・ギーターⅩⅡ-9 ここ数日の文章は、かつて私が大いに影響を受けた書籍の内容に即して書き綴って…

№356 安全でなければ

「我のみに意思の働きを据え理智の働きを集中させよ。そうすれば、汝はまさに疑いなく我の中に住まいするであろう。」 バガヴァッド・ギーターⅩⅡ-8 自分の苦痛を人に知らせまいとする無意識の衝動が人の中にプログラムされていて、痛みや苦しみを押し隠そう…

№355  ノーといえることと健康の関係

「諸々の感覚器官の働きは強力であると言われている。これら諸感覚器官の働きを凌駕するのは意思であり、この意思をも凌駕するのは理智である。この理智をもさらに凌駕するものは真我(アートマン)なのである。」 バガヴァッド・ギーターⅢ⁻42 深刻な病気を…

№354 感情の抑圧を解く

「そうした苦悩との関係の断ち切り方がヨーガと呼ばれるものであると知れ。」 バガヴァッド・ギーターⅥ⁻23 病気になるにも健康を回復するにも感情が深くかかわっている。 私たちの免疫系は、私たちの日々の経験と無縁ではありえない。 健康な医学部の学生た…

№353 あなたのなかの物語に

「わが根本自性は、地、水、火、風、空の各元素、意思、理智、我執の(各内的心理器官の)八種に分かれている。」 バガヴァッド・ギーターⅦ⁻4 自己免疫疾患と呼ばれる病気がある。 「ある人の免疫系がその人自身のからだを攻撃してしまい、器官に損傷を与え…

№352 心が悪の行為の住処ならば

「我は水における味であり月と太陽における輝きである。すべてのヴェーダ聖典の中の聖音アウンであり、空間の中の音であり人間の中の雄々しさなのである。」 バガヴァッド・ギーターⅦ-8 先日届いた本を読んでいる。 大戦中、仏教者が戦争協力をしたという事…