蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

№647 そんなことが

ぼくはただあなたになりたいだけなのにふたりならんで映画を見てる 斉藤斎藤 4月30日 岡山駅で乗り換えてのぞみ2号に乗車したところ。久々にキティちゃんこだま号を見た。テンション上がって写真撮りまくり、メッセージで送信しまくりだが、到着が遅くなる…

№646 田端の事件?

蛇に飲まれし鼠は蛇になりたれば夕べうつとりと空をみてゐる 馬場あき子 4月29日 最近我が家の猫たちにモテモテである。JK剣士専門だったあんこ(サビ猫)も、ずっと家族にビクビクだったういろ(サバ猫)もなぜか寄ってくる。入院・手術後などに急に親しさ…

№645 やっぱりね!

譜を抜けて春のひかりを浴びながら歩むフォルテよ人体のごとし 永井陽子 4月28日 今日は久々にしっかりとAsanaをした。 ここ数か月O先生のご指導の下で、日常生活のなかでの姿勢に常時意識を向けることを通じてからだの細かい「部分」の改造に励んできたが、…

№644 Happyを探すちから

見たこともないのに思い出せそうなきみの泣き顔 躑躅の道に 大森静佳 4月27日 数日後にまた出発なので美容院に行ってきた。行きつけの店はマスターマリコビル(スカイ米子)にあり、このビルが誕生して以来その美容院にお世話になっている。思えばマスターマ…

№643 好きにさせよう

春芽吹く樹林の枝々くぐりゆきわれは愛する言い訳をせず 中城ふみ子 4月26日 先日こちらに乗せたエイリアンのごときトロピカルフィッシュが何者であるかが判明した。大阪南部に住むお屋形様から「それはイラブチャーであろう」と天の声が届き、JK剣士からも…

№642 すごく寂しい

過ぎゆきてふたたびかえらざるものを、なのはなばたけ なのはなの はな 村木道彦 4月25日 昨日は愛するオタク(敬称略)とランチセッションだった。このオタクはそもそも私の弟分(茶道)なんだけれども、弟っていうかときどきハハのような気持になるときが…

№641 生きる力を増やそう

あなたとは遠くの場所を指す言葉ゆうぐれ赤い鳥居を渡る 松村正直 4月24日 昨晩は飲み過ぎた…。 M社長と差し向かいで参鶏湯を頂きながら、泡から赤ワインへと順調にビンは空になっていった挙句、Marujinにまで参戦してしまった。いくらなんでも飲み過ぎだっ…

№640 魚なのか?

ふかぶかとあげひばり容れ淡青の空は暗きまでの光の器 高野公彦 4月23日 本日は新しくVITA信者になるFさんをお連れして本社に出社。門脇師匠がお水を出してくださりながら、なんともおかしなことを仰る。「うちは二杯目無料じゃないんですけど、いいっすか…

№639 時間の不思議

寒天の闇わたりきてすれ違うたましひの芯光り合うまで 竹山広 4月22日 アサイチで柔道整復のセンセイ(Raja Yogaの大先輩)のところへ伺う。月に数度のメンテナンスだが行けば何かしら見つかる。今回は首がヘンだったのでひさびさにグキっと直された。このま…

№638 ふたり一緒に

映すものの意味もわからずいつの日か蒸発してゆくすべての水たまり 井辻朱美 4月21日 早暁目が覚めて水を飲みに立つと、我が家の飼い猫ういろが窓外から「あけておくれ」とせがむ。寝室に戻るとあとをついてきたがなにやら様子がおかしい。なんとまあびしょ…

№637 意味を帯びる

たったいまきみがはずした腕時計その円周がぬくいうれしい 佐藤弓生 4月20日 みなさまこんにちは。フラフラしてますか? 東京に滞在していてもとっとりに帰ってきてもフラフラしている私は、本日一歩も外に出ず、片付けやら衣類をはじめとするモノの手入れを…

№636 アイシタヒト

かけがへのなき一日がかけかへるもののなきままかがやきてゐつ 小池純代 4月19日 ただいまー。 14時台の伯備線特急やくもに乗って米子に帰りついた。あんことういろ(うちのにゃんこ)も私の顔を見るなり駆け寄ってきて「ごはんおくれ」と鳴く。長い不在に完…

№635 まっすぐな柱

僕らお互い孤独を愛しあふれ出る喉のひかりは手で隠しあう 堂園昌彦 4月17日 今朝はずいぶん早く目が覚めた。どうも調子がイマイチなので長めに入浴してセルフケアをした。荷物の整理も片が付きチェックアウトまでゆっくりしているところ。 さて、昨晩は数か…

№634 意に添うように

バイオリンを顎で押さへて弾く見れば演奏は濃き愛撫に似たり 高野公彦 4月16日 今日がこの宿で過ごす最後の夜。 ここは軽症者の施設に指定されちゃったとのことで、日に日に人がいなくなる。はじめのころ客室清掃のために廊下がしっちゃかめっちゃかだったの…

№633 自分をすきでいること

かゆいとこありまひぇんか、といひながら猫の頭を撫でてをりたり 小池光 4月16日 昨晩は山陰の方とのセッションが二件。 なんぶちょうのクラスの皆様とは体操中心。でもたとえおそばにいても、目を閉じて声を聴いて頂いて行うレッスンだからだいじょうぶ。距…

№632 愛のインフラ整備

傘させば雨は明るさもちて降るさくらの青にけやきの青に 花山周子 4月15日 いけない。ぼんやりしていたらもうこんな時間(19時前)になってしまった。 昨日は池袋でぶーちーと会い、夜は新宿でFさんと1週間開けての女子トークをした。 池袋…LOFTに行きたか…

№631 海で暮らすわかめ

さくらばなおとなになればふんわりとわすれてしまふいくつかのこと 中山明 4月14日 昨日部屋清掃のためにJR品川駅ecute2階の書店で延々と立ち読みをして時間潰ししたのに、まさかの掃除は昨日じゃなかったという…部屋に戻って扉に貼られた「明日は清掃日です…

№630 健やかの指標

竜骨という名なつかしいずれの世に舟と呼ばれて海にかえらむ 井辻朱美 4月13日 今日はお部屋の掃除の日、だと思っていた。長期滞在のコンドミニアムみたいな宿だから、毎日清掃は入らない。掃除の時間にいったいどこにいるのかで相当頭を悩ますので、このシ…

№629 若返っちゃった

滝は暗き淵をもつなり激(たぎ)ちたるのちのさみしき淵をもつなり 馬場あき子 4月12日 週末、秘境田端の秘密の場所で仕事だった。毎日フラフラしているがときどきはちゃんと仕事もしている。この場所に通うようになって1年4か月、とはいえ感染症の影響で昨…

№628 石のキノコ

声もたぬ樹ならばもっときみのこと想うだろうか葉を繁らせて 小島なお 4月11日 数日前、JK剣士から「世界一大きい石のshowに来ている」とLINEがあった。石とはパワーストーンのことらしく、どうやらマスターマリコのお仕事かご興味に関連あるものだろう。sho…

№627 かなしみの満ちる

ゆっくりと悲哀は湧きて身に満ちるいずれむかしの青空となる 三枝昴之 4月10日 昨日は駒込の明翆園にてヤキニクの会だったが、せっかく緩和された時短営業がまた厳しくなることをうけての駆け込み需要で大入り満員。隣の席の方々の大声で、お向かいに座られ…

№626 ヤバいひと

すっきりとした立ち姿を見てってよこれがあなたがたの生んだものです 陣崎草子 4月9日 長女ぶーちーの新学期が始まったようである。履修を希望していた科目のすべてで抽選?が通ったとのことで、勉強するにも運が必要なんだねえと涙が流れそうだった。時間割…

№625 重いアタマ

予備のもの何も持たずに行くとする この先、未踏 この先、未明 早坂類 4月8日 JK剣士の通うガッコウで感染者が出たらしい。新学期早々、早速休校。留年すれすれ超低空飛行で渡米しているJK剣士にとっては、たった5日とはいえ猶予が生まれるのはラッキー。し…

№624 インテグラルなかま

世中にたえてさくらのなかりせば春の心はのどけからまし 在原業平 4月6日の続き 昨日は美術館の勘違いから入谷で超絶おいしいカプチーノを飲み(ここにVITAはないのにこんなものが飲める至福…)、てくてく歩いて上野駅に戻った。 ぶーちーは上野駅のことを…

№623 ことば、孤独

夢の沖に鶴立ちまよふ ことばとはいのちを思ひ出づるよすが 塚本邦雄 4月6日 昨日、JK剣士から画像が送られてきた。洋梨が詰まれている光景である。「ぜんぶちがう洋梨」とひとことお言葉が。Organic Bosc Pear, Organic Bartlett pear, Flammingo Pear… お…

№622 逆らわない

逆らえぬ感情には従うがいい それが束の間のものであろうとも 谷川俊太郎 4月5日 海の向こうで元気にしているであろうJK剣士のことを、ハハは一応考えている。 昨日送られてきた画像を見ると顔がフクれてきていたので、デブ化が進行していることは間違いない…

№621 すべて愛の行為

とほく聴く四声のカノンいづこよりまじりきたれる一声ありき 中山明 4月4日マスターマリコから二枚の画像が送られてきた。JK剣士が写っている。数日前にハハがJK剣士に送ったスタンプにはいまだに既読がついていない。よしよし、あっぱれである。その調子で…

№620 香華を手向ける

人ひとり恋ふるかなしみならずとも夜ごとかすかにそよぐなよたけ 永井陽子 4月3日 JK剣士からの頼り(LINE)は、ない。昨日午後1時、LA時刻21時半、安否確認のために、というのは真っ赤なウソで、単に文章書きの気分転換に「これを送れば反応してしまうに相…

№619 以心伝心

チューリップの花咲くような明るさであなた私を拉致せよ二月 俵万智 4月2日 本日引用した歌は「2月に使おう」と思っていたのに気付いたらもう4月になっていた。でもまだチューリップは咲いているからいいってことで。 今朝は朝3時に目が覚めた。成田からロ…

№618 Departure

音荒く雨ふる夜明け胸という一まいの野を展げていたり 杉崎恒夫 4月1日 JK剣士がいよいよ出国。昼前に成田に向けて移動を開始した。 今回もハハは「これは言っとかないとマズいよな」と思うことだけ伝達し、後は丸投げである。そうしたら空港に到着してから…