蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

№629 若返っちゃった

滝は暗き淵をもつなり激(たぎ)ちたるのちのさみしき淵をもつなり  馬場あき子

 


4月12日
週末、秘境田端の秘密の場所で仕事だった。毎日フラフラしているがときどきはちゃんと仕事もしている。この場所に通うようになって1年4か月、とはいえ感染症の影響で昨年3-5月は上京できずだったから、ええと、正味1年ってところ。なんだか感慨深い。

先月初めて田端駅にも成城石井があることを知った。知るのに1年以上かかったなんて!遅い。今回は一緒にお仕事している某先生にウワサの(例の、あの)アンニン豆腐をプレゼントした。なんだかご興味ありそうだったから。「絶品である」という過分なお褒めの言葉を頂き、満足至極でございます。

そういえばさあ、今回自分がアンニン豆腐を食べてない。月に一度のお約束だったはずなのに。なぜかっていうと今回の宿周辺に成城石井がないから。先月五反田の成城石井を「ションボリ成城石井」だなんだとワルクチ言っておきながら、そもそもここにはカゲもカタチもないし、五反田はションボリでもアンニン豆腐(そしてゲロルシュタイナー *お気に入りの炭酸水)は間違いなくあったのだから文句言うなってことですよ。自らの幸福を寿がずに文句を言っていたら、天からご指導頂いたね。

ちなみにここ、泉岳寺駅に近い宿の近辺にはデイリーストアしかない。ふだんコンビニのお弁当とかおにぎりとかゼッタイに食べないのに、品川まで出向くのが面倒で食べてしまったことがあった。品川の隣駅なのにすごく品川が遠く感じる。なんていっても私はめんどくさがり。わざわさ“電車”に乗ってスーパーに行くなんてイナカ者にはハードルが高いよね。

じゃあ近所の店でひとりで食べたら?と思ってるでしょ。実は私、基本的にひとり外食がキライ。バーやカフェにひとりで行ってもそこには門脇師匠や渡辺マスターがいるからハッキリ言ってひとりじゃない。元来おしゃべりだから、わざわざ外でご飯食べるなら連れが欲しいんだよね。だから結局今日は冷蔵庫に入ってた甘酒とヨーグルトで夕食。だってめんどくさいんだもん。お昼はリーダーや某先生と一緒に上野でお蕎麦食べたしさ、ぜんぜん問題ないって。


さて、ではなぜ成城石井もない、ほかにもいろいろない、でも四十七士が眠る泉岳寺はある(泉岳寺しかない)ここに宿をとったのか?ということですよ。今回滞在が長いから室内に洗濯機が据え付けられているところに初挑戦したのです。そしてJRだと高輪ゲートウェイが最寄りだということは施設が新しい!

以前聖地大崎のスタバにメチャ近いホテルを利用していたとき、改装はしてあるが無理がある感じで、①エアコンの効きが悪い②廊下や隣室の音が聴こえまくり③夜、配管の音が響き渡る、ということに悩まされた。4日間くらいなら堪えよう。しかし今回は17泊だよ?ちょっとしたことで毎日苦しむのはイヤだったのでここにしてみたが、食事のことは軽く考えすぎていた。なにごとも経験です。学習しました。

来月も実は既にここを予約していたのだが、何と天のお導きかここが軽症者の施設に指定されちゃったから泊まれなくなり、どこでもお好きなところに振り替えますといわれた。すったもんだでいろいろあったが、結局は五反田に帰ることになった。五反田はぶーちーの大学があるところなので、ぶーちーも喜んでいる。きっと学校帰りに寄り道してくれるんだろう。聖地大崎のスタバまでもほんの一駅である。ションボリ成城石井とも和解して仲良くやろう。

 

 

今回の仕事では自分がしゃべったり、指導したりしている映像を延々と見るハメになった。先月は身悶えするほどそれがイヤだったのに、なんだかそれも慣れるっていうか?「だれ?この声のデカいひと」という涼しい気持ちで、とんがった口やほうれい線は見て見ないふりした。しかしこの1年をかけ、O先生のご指導のもと肉体改造計画に勤しんできた私の食物鞘はかなりの変化を遂げている。最新のものは二の腕もほっそりしてイケてる感じなのに、昨年の私は右肩の内旋も強いしなにより胸が広がっていない。過去の私の方が老けてるってどういうことなの。って、それがYogaの効果よね。

しっかり自宅実習(いわゆる宿題)をこなしてくださるクライエントさんは、どんどん若返っていく。私だけじゃないんです。
とある方は上半身の動きが硬かった(主訴は腰痛)。マジメなこの方がしっかり実習を継続された結果、あご周辺がスッキリし輪郭が変わり、首がすっと伸びてきている。私はよく「首が長い」と褒められるが、それもYogaアサナの効能のひとつだったことがこの方のお蔭で理解できた。ご自分でご自分のことを「若返ってる」と評されたので、私もほんとうに嬉しい。


この方の腰痛は劇的に改善したので、来年米子駅前のコンベンションセンターで開催されるヨーガ療法学会第20回研究総会で症例報告をしようと企んでいる。ふふふ…。
症状変化(CCC)として顔写真ビフォーアフターを提示し「理知鞘における身体の捉えが変化したため、食物鞘における若返りが確認された」って書こうかしらね。半構造化面接の結果、ヨーガ・スートラ誤認知アセスメントYSAMでは「非我を真我と見る(=肉体が自分と勘違いする)」そして「苦を楽と取り違える(=体を激しく鍛えれば腰痛は治ると思わされていた)」誤認知が生じていたとヨーガ療法アセスメント(YTC)することになるかな。

おっーといけない!後半部分やたら難しいこといってる。でも慣れてるみなさんはYogaネタはほぼスルーだからなんくるないサーね。

あなたは肉体じゃない、私も肉体じゃない。この文章を書き始めたときまだションボリ気分が多少残っていたけど、ヨーガ・スートラのこと書いてたらどうでもよくなってきた。
私はいまから私のアートマンを通じてあなたに氣を送ります。私の大切なひとたちと、その方々に連なる人たちに平安がもたらされますように。私たちを智慧で満たし、互いに嫌いあうことがないようお導き下さい。Om Shanti Shanti Shantih.