蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№890 Yoga仲間のすごさ

出張中で朝の配信が二日間お休みです。
いつもこれをご活用くださっている方のお家にお世話になっているのですが、さすがに人様のお家で朝からドタバタするのはちょっと躊躇われて、お休みとさせて頂きました。


さて、ご存知の方もおいでと思いますが、オンラインのレッスンでもLIVE配信でも、猫がさりげなく登場します。



勝手気ままなので(それがいいところ)、お願いしてもこちらの言い分など聞いてくれやしません。配信のときは、まずYogaマットの取り合いから始まります。

 

デーン、と我が物顔で横たわっているところに、すみません、どけてください..と下手に出て退いてもらおうとすると、甚だしく不愉快そうな顔をしながら「やれやれ」と嫌そうに移動するか、完全に無視して動いてくれないところに、私の方が間借り人のように斜めになって横たわるかのどちらかです。たぶん私が目を閉じて実習している間にも、カメラの前をうろうろしているのだと思われます。

 

こちらは実習を行うことに集中していますので、猫のことはまったく念頭にないのですが、実習してくださっている方から「あの猫がたまらなくいいわ」というお言葉を頂き、やっぱりカメラの前をうろついている事実がはっきりしたのでした。さらに重ねて「そういうコメントないの?」と問われました。

 

コメントで「猫ちゃんいいですね、これからも見ます」と言われてしまったら身の置き所がないような気もしますが、我が家の猫も私の不甲斐なさを常々腹立たしく思っていて、ダメな主人をなんとか助けてやろうという心で百歩譲ってわざわざお忙しいところを出演してくれているのかもしれません。またもしかすると、このYouTube配信が世界の猫のなにかに寄与しているのかもしれません。

 

目を閉じて実習してくださいねー、と言っているにも関わらず、目を開けて猫を見ている視聴者さんは、かれこれ20年も一緒にYogaセラピストとしての専門教育を受けてきた仲間です。

 

ただしその方は、ご自分の活動分野(医療方面)でYogaの智慧を活用する道を選んだ方なので、実際に指導なさることはほとんどなく、物好きなことに同輩の私の動画をご活用くださっているわけです。Yogaの専門家が目を開けて堂々と猫を見ているなか、他の方に「猫を見ないでくださいね」とは何やら言いにくい気がしてきました。ちょっとこれは私的にはやりにくい気持ちですが、これもまた絶対者が私に課した試練なのかもしれないですね。


 

Yogaをプロレベルで学んでいる仲間の言葉は重いものがあり、私は常々仲間から教えを受けています。先日の対談でゲスト出演してくれたSちゃんも、現在Yoga教師としての専門家教育を修めている最中ですが、目先のことになどとらわれず「この大きな」枠組みの中で淡々と行動するべしと諭してくれて、厳粛な気持ちになりました。

 

Yogaが本来どういったものなのかは、これまでもたくさんの優れた指導者がいたにも関わらずまだまだ浸透していません。Yogaという言葉は知っていて、実習もしたことはあるけれど、スワミ・ヴィヴェーカナンダのような優れた師のことをご存知ない方があまりのも多いのは、とても残念なことです。

 

Yogaでは、学ぶ者の準備が調ったとき師に導かれると言われるので、これはこれでいいのかもしれません。しかし私たちのようにYogaのそばにいるものが享受している恩恵を、もっと多くの人にと思うのは当然のことです。

 

昨日は久々にリアルのレッスンでしたが、仲間と共に淡々と継続して実習を続けると、必ずいつか今とは違うところに辿り着いています。振り返るとこれまでの日々の変化が驚くほどであることを、皆さんが感じておられることは素晴らしいことです。なので実習を単に肉体的なものに堕してしまわず、別次元の目標を持って行うことは、預かっている生命や肉体に対する重要なリスペクトの行為だと思います。

 

そしてそれこそが、自分が「やりなさい」と言われている仕事なのだと信じます。
淡々と、誰かと共に、ずっと長く。目線を高く。

 

 

 

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