蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

№308 なんとかしようとしない

カラダに痛みや不快感を感じている時や、心のなかにモヤモヤしたものを抱えている時、そのことを何とかしようとしないほうがよい。 ”嫌な感じ“はない方が良いと、多くのひとが思う。 でも、こういった、”人がネガティブと分類する感覚“を無いものにしようと…

№307 意識をする練習

先週は長い出張に行っていた。そして数年ぶりに、師匠と二人で会って話をしてきた。 お付き合いは10年を超えたが、この年月を振り返るとしみじみと自分が変わったのを感じて嬉しくなる。決して楽な道ではなかったが、間違いなく価値ある10年だった。 「10年…

№306 自分が好きですか

成長には上昇と下降の未知があるということについて、前回書いた。 下降の道は愛の道である。自分を許容し愛せるがゆえに、人のことも受け容れられるようになる。これは「頑張る」ことで到達できるところではなくて、脱力や挫折を通じて辿り着ける世界だ。 …

№305 自分のなかの信念②

「底の知れない沼のように、人間の意識は不気味なものだ。それは奇怪なものたちの生息する世界。」 井筒俊彦 ヨーガという言葉で想起されるものが、あまりよろしくない印象がある。 スタイルの良い半裸状態の人たちに取り囲まれて「フフッ、あなたって体がカ…

№304 自分の中にある信念①

かねがねトラウマケアは万人に必要なのではないかと思ってきたのだが、腸と脳に関する勉強をして、約4割の方が18歳までにトラウマ的な体験を持っており、そのために年齢を重ねたあとも心身の不調を感じているということを知った。 トラウマ的記憶はカラダに…

№303 瞑想は座って行うものなのか

“ヨガ”というものはまあまあ世間に認知されているので、「ヨガやりましょう!」というだけで、なんとなくクラスができたりする。しかし、そこが「だれのための、なんのための場なのか」ということは、あまり考えられていないことが多い。 資格を取ったので教…

№302 自分のなかにあって、最も力強いもの

ヨーガ的な世界観では、人間は五層構造でできていると言われる。 残念ながら私は「霊視」が出来ないので、肉体以外の五臓を霊の眼で見ることができない。なので、目を閉じて感じてみる。 一番外側が肉体。 食物鞘と呼ばれ、五種類の粗雑元素(地・水・火・風…

№301 待ってもらう教育

生きていれば人にガッカリされることもある。 もうちょっと違う自分だったら良かったのかと思うことも無くはないが、同時に、これまで気長に自分を育んで下さった方々のことが心に浮かぶ。 今より10-20年前、もっとずっとできないことが多かった。 先生方や…

№300 わたしとは何なのか②

自分の当たり前をぶち壊すつもりで、読書をしている。 案に相違して非常に面白い。 これまで手を取らなかったものを読んでみているのだが、文字数が少なく情報量は少ないとはいえ、真実(もしくはそのエッセンス)を示している。 が、そこから自分で思索を巡ら…

№299 わたしとは何なのか①

今日は、心に関する、簡単でわかりやすい、そして面白い本を2冊購入して読んだ。 その本を読んで思ったこと。 “わたし”というものが何なのかを、“わかる”ことが大事だな、ということ。 ヨーガの世界でとても大事に扱われる聖典バガヴァット・ギーターという…