蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

再会の喜びの勢い

今日は、明日からの味噌仕込みのために、お米を研ぎに行ってきました。
鳥取県南部町・農産物加工施設 味工房えぷろん」という施設で作っておられる「姫味噌」の仕込みに間借りさせて頂き、一斗分の味噌を仕込みます。
この南部町というのは、私にとって非常に思い入れのあるのクラスを始めたところで、今は後輩の若い先生にご指導はお任せしていますが、当時の生徒さんとはたまにやり取りがあります。

ある時生徒さんから「先生も、自分が食べる味噌くらいは自分で作らんと」とお叱りを受けて、何から何まで教えて頂きながら手前味噌を仕込むようになりました。近頃は調整や材料の入手のみを担当し、実際の作業は家族にお願いしてばかりでしたが、この度数年ぶりに作業のほんの一部を行ってきました。

施設では「南部町第1号」の生徒さんがスタッフとして待っていて下さり、久々の再会を果たすことができました。
大きな「米研ぎ器」にお米を研いでもらいながら、最近のお体の調子や息子さんの結婚願望、また他の生徒さんの近況などを伺い、「毎日体操せんと背が曲がるで!」とお小言を申し上げたりしました。

このクラスで約10年にわたり、ご主人の病気、子どもさんの結婚、好きな食べ物や、ご自身を苦しめてしまうやっかいな性格についてまで、聴いて聴いて聴きまくったことを思い出し懐かしくなり、ふと思い立って、症状に懸念のあるお二方と「再会レッスン」をさせて頂く事になりました。

土地の言葉で「先生の声聞いただけで、なんか楽になったわ」との言葉に胸がじーん…と来るより先に、「元気出さんといけんだけんな!まだボケとる暇ないだで!」と発破をかけましたが『まだまだイケる、若いもんにはまけておられん!』という気を高めるお手伝いをして、既存の教室での継続支援をできればと思っています。