蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№884 問いを立てる

8月6日

グダグダ言いながらやらずにきたLIVE配信を始めてみたら、これがもう楽しくてしょうがありません。先約があった日に1日休みにしたら調子が狂う感覚で、明日からセルフリトリートに入るので一切の仕事をキャンセルしているのですが、配信は休まないことにしました。これは絶対者に捧げる私の仕事だから、リトリート中でもやっていいのです。

よくばりなYoga - YouTube

 


メディカル・ヨーガやヨーガ・セラピーというアプローチは、主訴を切り口とし、今この瞬間与えらえた悩みや苦痛、病や不幸を通じて、人が否応なく成長する場面に立ち会うことです。

だからこそ、伝統的に「ダルシャナ」と呼ばれる対話が非常に大切になります。

Yogaは(何度も言うように)することじゃなくて、Beingだから。Yogaと共に生きる、Yogaとともにあるってことですから。ポーズとってそれでYoga「してる」なんて乱暴なこというのはもうやめてちょうだい。

対話を通じて、頭の中身の入れ替えをするわけです。そうでないと人間の生き方=人生は変わらないよ。昔から植え付けられてきた役に立たない観念の代わりに、聖なる言葉や音をインプットして、そのバイブレーション(振動)で物理的にくだらない思考を体外に押し出していくんだと思います。

 

先日対談をさせて頂いたカッシーさんは10年前に脳梗塞をなさり、そこから奇跡の復活を遂げた方です。ここに至る過程で、脳梗塞前には人生に存在しなかったことごとを取り入れられたというご経験は、かつての自分と同じで、深いシンパシーを覚えます。

よくばりなヨーガ対談 第6回 カッシーさん - YouTube



新しく人生に取り入れたものの一つに「易」があるそうです。対談の中でも触れているのですが、その時私が読んでいたシンクロニシティに関する量子物理学の本の中に、ユングが易にハマっていたエピソードが出てきて、「易かあ」と思っていたけれど一体どこから手をつけたものかと考えていたところだったので、これまたシンクロ起きてびっくりと思いました。

 

オススメのご本を早速手に取りまして、筮竹もダイスも持っていない私は筋反(キネシオロジー)を使って、あることについて問うてみました。

48水風井 という項目が選ばれたので読んでみましたが、実に深い...

 

しかし最も大事なのは、問いの立て方に関する著者の記述でした。このことについては、それぞれのクラスで次回必ずシェアしなければと思い、早速昨晩の教室で熱く語ったのでした。

 

ヨーガ・セラピーの指導も教育も、現時点では日本が最も進んでいると思います。この分野で優れた教育を慧心師から授かったことを、私は深く感謝しています。カリキュラムの大元は、インドのSVYASA(スワミ・ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団)からきています。慧心師がおられなかったら、日本で、日本語でこのカリキュラムを学ぶことはできなったので、その後功績は本当に素晴らしいのです。

 

お茶やお箏の洗練された美しい世界が大好きな私が、わざわざあのインドに行って勉強するとは(今はともかく、当時は)決してなかったと思うので、これも絶対者ブラフマンの思し召しだと感じるわけです。

 

で、何が言いたいかというと、ヨーガ・セラピストとは一体どういう人なのか、ということを、このSVYASAのナガラートナ先生が語っておられる。その動画を最終試験の後に見るわけです。

 

皆さんはよくご存知ないと思うのですが、Yogaの世界で、インストラクターと教師とセラピストは違います。そこには階層構造があります。インストラクターになって更に、教師になるために学びます。インストラクターとセラピストは、対象者と指導目的が違います。仕事の中身が違うわけです。

他己紹介をされるときに「Yogaインストラクターの」と言われることがありますが、私は自分をインストラクターだと思っていません。その資格は当然持っていますが、名刺にも印字していません。当たり前すぎて不要だからです。

 

教師とは、Yogaの深淵なる智慧の活用について教育する者です。なので私はYoga教師であろうとし続けています。いつになったら良い教師になれるのかは分かりませんが、「この道で生きろ」と、ある時絶対者ブラフマンに迫られて「応諾しなかったら殺すぞ」と言われたと真剣に感じたのです。これが私の召命の体験です。2019年初頭のことでした。それまでは開業していたのに、うまくいかなかったらやめるしかないかななどと甘えたことを考えていたのです。

 

ナガラートナ先生の動画は、これまでヨーガ・セラピストを志し学んだ者すべてが見ています。だから細々としたことには触れませんが、病や不幸の先に確かにあるものを、本人より先に見、信じ、そこまでの歩みをともにするヨーガ・セラピストの在りようについて示され、その道を歩めと言われたとき、それまで触れてきたウィルバーの思想やインテグラル理論や、成人発達理論、そして茶道が教えようとする深いもの、茶室で触れる禅語の伝えんとするもの、それらが一つの流れとなって目の前に示されたように思いました。今はそこの道筋に、IHヒーリングや靈氣なども加わっています。

 

興奮して長くなっちゃったのでここいらでやめておきますが、Yogaとともに生きる、Yogaの境地にい続けるために、私たちは正しい問いの立て方を学ばなければなりません。

なんのためにこの体操をするのか、この調気法を行うのか、この瞑想をするのか。
観察する者たる私として、わかっていなければなりません。

 

 

 

 

 

#yoga #yogatherapy #medicalyoga #tsuboimethod #traditionalyoga #rajayoga
#Ayurveda #ヨーガ療法 #メディカルヨーガ #ヨガの医療適応 #よくばりなヨーガ