蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№888 なんのために誰のために

リトリート3日目は、残念ながら曇り空。
今日も川に行こうと思ってたのに。水温が低いので、晴れていないと苦行になってしまいます。リトリート中に苦行は禁止です。

 

先日一緒に川に行った剣士は、初めは気のないフリをしていたくせに、最後は崖の上からダイブして大きな水しぶきを上げていました。しかも通常の服装で。わざわざ水着を着てウキウキしていた私を呆れた目で見ていたのに、服のまま飛び込むとは。そして「今度は朝5時に行こう」と言ってました。

 

6時からの配信に間に合うかな?と言ったら、そんなに何時間も泳ぐわけじゃあるまいしと呆れられ、熱量をさらわれてしまった気分です。明後日、早朝川泳ぎ決行です。水着のまま配信をするかもしれません。



さて、毎朝配信をさせてもらって今日で10日目になります。
プロのくせに無料配信なんてと、お叱りを受けるかもしれませんし、そういうのが絶対に許せない人もこの世にはいるようです。私の耳に、直接届いてくることはありませんが。


YouTubeチャンネルを作ったのは3年前で、加藤ゼミのなかの実践としてゼミ生の方が数名同じように立ち上げられました。そのなかで今も繰り返し見て(聴いてしまう)ものもあります。内容はもうわかっているのにです。根本的に大事なことを語っておられるので、何度聴いても飽きることがありません。

自分自身も何だかんだぼちぼちと動画をアップし続けていて、当初の動画は編集も全くしていないし、見るに耐えないものもたくさんあると思うのですが、生徒さんの理解や気づきを深める道具になっているようです。

 

なんのために、誰のためにやるか、ということを考えるとき、このマーヤーの世界でだけ生きることの虚しさがわかります。仕事?キャリア?お金? うんにゃ、違うと思うよ。ごめん、私の思考って、三次元的には不合理で不条理なんです。

 

違うレイヤーで生きてるんだなあと思う人にはよく出会います。だからこそ「誰も排除しない、なにも排除しない」ことが大事だと感じます。

毎朝の体操LIVEは、自分ひとりでもやることを人にシェアするか否かだけの話であって、なにかすごいことをやっているわけではありません。配信予定時刻の5分前にOpenして、そのときつらつらと無駄話をしていますが、ほんとのところここが核心なんだと私は思います。


お付き合いのある生徒さんは皆、私が体操をお教えしたいわけではないことをよくご存知です。なので私のクラスの半分は話をしているか、対話をしているわけです。世界には人生が激変する体操や運動の体験があることも認めます。私もかつて泥水の中に生まれて初めて横たわったときに、アタマのなかの配線が一部切り替わった気がしました。しかし、朝からのんびり気持ちよくアルファ波を分泌させて、三次元のLIFEがストレスに満ちたものにならないようにする工夫が、劇的な劇的な変化を生みはしないことはよくわかっていて、それでもなおやっているのです。

この取り組み(Yogaそのもの)をやめないのは、これが、私たちが三次元的なところに存在しているだけのものではないこと、100年かそこらで死んでなくなるようなものが自分そのものではありえないことを、どうしても思い出す必要があると信じるからです。

 

私たちはみな緻密な織物のように切れ目なく繋がっているし、多層構造で多次元な存在です。そのことに「あ、そうだった」と気づく入り口のひとつとして体操はあります。体操を教えることが目的化してはいけませんし、体操をすることが目的化してもいけません。Yogaとは思い出すことです。Yogaと言わなくてもいいですが、思い出すことは必要です。その方がきっと「楽」だからです。


こうして配信していたら、三次元的には決して会うことのない誰かにも、もしかして役に立つかもしれません。そんなことがあったら、とっても嬉しいなあと思います。

 

 

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