№845 母校へのご恩返し
南の島のJK戦士から、珍しく「力を貸してくれ」という頼みがありました。
フィジーに三年いると、日本人は日本人でなくなりフィジアン化してしまうと聞きました。
某国営企業在職中にもVIP(基地司令)が「あたたかいところにある基地だと人が働かないんだよね」と言っていましたが、それと同じような現象が起こるのでしょうか?
JK戦士が当地で最も尊敬する日本人だというジュンサクくんは、高校生活をすべてフィジーで送っているらしいので、この日本人フィジアン化の域に既に達しているのでしょうか?きっといい意味で。
当然ながらほとんど連絡を寄越さないJK戦士ですが、ある時ある用事で連絡を取った時に、かなり長いことおしゃべりをしました。その時の話題に登場したのがジュンサクくんです。
同じ学校に通う彼は、小柄な体格ながら、立派な体格のフィジアンに混じってラグビー部でレギュラーとして活躍しているのだと。アスリートとしての彼と、剣士魂が響き合ったのかな?
最近周囲にラグビー好きな人とそれに関連する人が増えているのもフィジー効果なんだろうなあ(私からフィジー的周波数が発されているんだな)と思うのですが、彼の国におけるラグビーとは国技的なものであって、とっても大事な重々しい競技なのですってね。だからそんな競技に、日本人が加われるというのがとても誇らしいことなのだそうです。
そしてたぶんこのジュンサクくんはJK戦士と同級生で、そろそろ卒業して帰国するのです。そこで、お世話になった母校のラグビー部に恩返しをしたいと。
フィジーはモノがないんですよね。
JK戦士も現地到着後に「ボールを送ってくれ」と言ってきたことがありました。は?と思いましたが、みんなで遊ぶためだと。体を動かして遊ぶしか遊びがないんだとも聞かされました。送ったボールは学校のスポーツイベントで使用され、校長先生に頼まれて学校に寄付したそうです。
と、こういう話を聞いてきたので、ジュンサクくんの、練習に必要な「モノ」を買って寄付したいという気持ちがものすごく理解できたのでした。
無事、ご恩返しができるといいですね。
既にお声がけさせて頂いた方々、ご支援くださった方々に、心よりお礼申し上げます。