蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№780 フィジーの健康術

2月24日 @都内某所

最近ずっと同じホテルに宿泊している。このホテルのアプリ(残念ながら相当使いにくい)を導入してそこから予約などを行っていたら、あるときチェックイン後の客室におねえさんがやってきて「ツボイさまはホニャララ会員になられましたので、朝ごはんをプレゼントします」と朝食券を渡してくれた。

どうやらこの使いにくいアプリの仕様、かつ使用に耐え続けていたらグレードアップなる状態に至り、1階レストランにおけるご朝食という権利をゲットできるようである。

そんな恩恵があるとはまったく知らず、いつも予約時に「楽天トラベルに帰りたい…」と思いながらそうしなかったのは、お茶友・S藤さんが某社のアプリ開発に関わっておられることを見聞きし、「アプリってそんなに大変なのか!」と感じていたところに、このホテルからお願い登録してと懇願されたので、アプリをつくる人の苦労に寄り添って登録した結果のご朝食券である。森のこりす的ぼんやりライフを生きる私が、世間に触れたご褒美であろうか。

 


さて、くだらない話で文字数を稼ぐのが森のこりすの作戦だが、いい加減フィジーアーユルヴェーダの話をしておかないと叱られそうである。

遠く離れた日本で風邪をひいちゃった母に、JK剣士が話してくれたエピソードです。

剣士と同じように留学してきているお友達が、熱を出してしまった。ここで今を生きる山陰人なら「やばい!検査受けなくちゃ、誰かに迷惑かけたらどうしよう!」とお思いになると思うが、フィジーの家族は違う。

あら、熱出たの!かわいそうに!と案じてくれて「吸入する?」と訊いてくれたんだって。ええ、そりゃもうお願いしますってなもんよね。

日本には無駄なグッズが溢れているから、吸入のための不恰好なアイテムとか存在するじゃないですか。子供たちが小さい頃ウチにもあったわ。でもフィジーで出てきたのはなんだと思う? 

私はタライに一票。うーんもしかして、洗面器か鍋の可能性もあるわね。

答えはバケツだった。

その留学生は衝撃だったと思う。当然その子も、日本にはフツーに存在する、吸入以外に仕事をしないエリート吸入器のことを想像していたそうです。
が、


バケツの中にハーブやスパイスが入っていて、吸入したその子は一発で風邪が治り熱も下がったと。本人も驚いたし、それをきいたJK剣士も驚いた。当然こりすも驚いた。

このエピソードを聞いたとき、ワレワレニホンジンは何か大事な忘れ物をしてきちゃったんじゃないのと思った。

さらにこんな話が。
ハハに似て繊細なJK剣士は便秘になりやすい子なんだけど、ステイ先のおかあさんが「飲むヨーグルト」を作ってくれて、それを飲んだらお腹がぐるぐるいいだしてすぐに便秘が解消し、そりゃもうたまげたらしい。きっとこれはちゃんとしたスパイス入りのラッシーだったんだろう。アーユルヴェーダ上級講座の実習で作ったな。

じゃあ家でも作ってやれよ!この役立たずこりすめ!

と思ったそこのあなた。

基本的に日本人は、特に子供はスパイス嫌いなのよ?
おれスパイス好き〜、というお友達が今ひとり思い浮かんだけど、その人以外はみんなあんまりよ? だからお家でクミンがっつりの食事作って「ほら、便秘治るよ」と言っても拒否されます。ホントです。

郷に行っては、ということで新しいライフスタイルに飛び込むことができた若い留学生たち。健康はベタなところから始まる。いや、ベタなところからしか始まらない!

安価で達成できるがちょっと面倒な日々の弛みない養生と、何か劇的な解決策を望まず(特効薬とかないからさ)身の丈レベルでの健康を追求する姿勢も身につけて帰ってきてください。これを読んだ日本のちょっと年上のおにいさんおねえさんも、毎日の生活から見直してください。

一緒に長生きして少しでも解脱に近づきましょう。ファイト!


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