蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

№809 たくさん吐ける?

長らくYoga教師という仕事をしてきているわけですが、この仕事が教えようとしているのは、ズバリ「健康そのもの」です。

なのでこの仕事に就いている人間は、ぼんやりと体操だけ教えておってはいかんです。

Yogaにも三本の柱があるように、健康にも三本の柱があると思ってます。

実のところ最も大きなこと=自らの本性が悟れれば、この三つもすべて「別にどうでもよかったな〜」と思えることになろうかと思いますが、ことによるとあと1万回は生まれたり死んだりという夢を繰り返さないといけないらしい凡人のワレワレは、ベタに三本の柱に向かい合うことが肝要です。

 


この三つというのは、食(栄養)、体(動き)、呼吸(氣、心)と考えます。

それぞれはこんなことに対応してくれます

食:食欲や体重をコントロールする、細胞の健全な再生を促す、腸の健康と免疫力アップ(病気予防)
体:筋肉や骨の健康、姿勢、体の可動域を上げる、老化を防ぐ、痛みを改善する
呼吸:自律神経の調和、精神の安定、心の制御、回復力の維持・向上、エネルギーを高める、パフォーマンスを上げる

このうちで最もパワフルなのはやはり呼吸ですが、他のふたつもめちゃ大事です。関連しあっていることでもあり、多角的にどの方面からもちょっとずつアプローチするのが大事なので、Yoga教師はそこんところをしっかりやるために日々勉強&自己実践に励まんといかんなあと思います。

 


さて、無駄話が長くなっちゃっいましたが、呼吸のことやったね。

みなさん、最近、肺活量測りましたか? 

 

国営企業にいるときは測ったな。想像つくと思いますが、私の肺活量はかなりなもんだよ? Yogaを始めてますます増えてると思います。

肺活量の基準の目安は、成人男性で 3500cc、成人女性は 2500cc だそうですが(年齢、性別、身長 などによって基準値は異なる)最後に測ったのは10年くらい前? そのとき4000cc超えてました。フツーに。

 

Yogaの体操Asanaをなんのためにやるかというと、まずは 肺をしっかり動かせるようにするためです。「はい!深呼吸〜」といわれて深呼吸できるほどカラダは単純じゃないです。

 

プロが決して言ってはいけないワードがいくつかあります。
「リラックスして。深呼吸して。大丈夫?」の3つです。

こんな恥ずかしいことを言った日には「できたら困ってないわ!大丈夫じゃないからここにきとんじゃい!」と叱られてしまいます。でもけっこう「大丈夫?」って言っちゃうんだよな〜 反省。

 

 

通常のAsanaでは、呼吸筋といわれる深層の筋肉を使えるようにしていきます。肺は自力で動けない臓器だからです。

もちろんYogaはあれもこれも同時にやれちゃう偉大な行法なので、呼吸筋活用を行いながらも同時にいろんなことを手当てするわけですが、この深層筋に働きかけることができれば驚くことが起きます。

なぜって、みんな呼吸全然できてない=すごく浅い呼吸でギリギリやってるので、ほんの少しでも肺の可動域が増してガス交換の比率が上がれば、生体として劇的な変化だからです。

 

この点を思うと、AsanaとHDPって似てるなーと思います。HDPっていうのは透析量のことです。現時点ではまだ哀しいことに、知る人ぞ知る内輪話レベルですが、人工透析の時間や回数を増やせば増やすほどもっと元気になれて予後も安心!という優れた理論です。

 

呼吸もたぶん、人間に与えられたキャパMAXで行えている人はほとんどいないと思いますので(自転車競技とか剣道をマジでやっている人くらい?)、最低限でなんとかやろうとするが、当然やれないので肉体に症状や病が生じるということになります。

心肺機能を上げよう!とか言われると、イヤというほど走った(走らされた)過去のトラウマが蘇り「もう走りたくない〜」と叫びたくなりますが、寝たまんま肺活量を上げられて健康になれるなら誰でもできます。できるはずです。

 

気持ちよく健康になりたい人にはYoga(メディカルヨーガ)があるので、安心してください。もしこれを読んでくれてる人が駆け出しのYogaの先生なら、ご自分のレッスンが長期的で確かな健康へつながっているかどうか、改めて考えてみてください。

 

ではまた!