蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№274 2019冬・ゼミナールのための覚書①

さて。
週末からのゼミナールのために考えておくこと。

 
★自分はどんな実践領域において、どのようなことを意識しながら、どのような取り組みをしてきたか。

ブログを活用(昨年11月~):世界に対し言葉を発せよ、という規夫先生からの課題にようやく応えることができた。誰が聴いていなくても、せっかく個としてここに存在するのだから、自分個人の視点を言葉として記録していきたい。

プロフィール等を明記するように変更(9月):加藤先生に指摘されるまで忘れていた。確かに当初は、名前を出すことへの恐怖があった。書き続ける中で「なんか文句あるか!」という強い気持ちが持てた。「私の」意見の表明や、他者からの意見・批判も受け止める覚悟ができたのかも。

毎日の更新に取り組む(9月~):ネガティブなことも表現してみたいという思いが生じる。ブログは広告ではない。一面だけを見せて飾る必要はないと感じる。

夢の記録を始める(10月~):日記に記録をつけるようにした。初めてみると結構かけるので驚いた。正確に覚えていることを書くというより、「今、夢を思い出している自分」の思考で記録をつける、ということで良いのだと気付いた。これは瞑想後の言語化に似ている。

夢をブログ上に記載(12月):シャドウワークとしての夢日記を一歩前に進めるため。ただし考察はブログ上には書かない。

毎週開講のクラスの再開(9月):単なるボディーワークとしてのヨーガ(アーサナ)の魅力再発見。やれは本当に気持ちよい。これが間違いなく微細な領域にも、元因領域にも影響を与えていると思う。

筝曲準師範試験受験・合格(6月):3年?4年越しの挑戦。あまりの緊張下での実技試験に、これは落ちたと思った。こんな怖ろしい試験は生涯もうないと思う。当たり前のことを積み重ねていくことの大切さ。古典の与えてくれるものを学び取るために感性が必要とされ、それは自分で磨いていくしかないこと。芸を披露して、お客様から対価を頂くことに対する覚悟。

「菊妙晶」の称号付与さる(9月):師から一字頂く。「妙」の一字は茶名と同じ。混沌とした中にあるエッセンスを大事にしたいとの思い。名を頂いたからには言い訳はできない。機会があれば弟子も取りたい。

新しい課題曲に取り組む。「越後獅子」三絃(7月~):出来て当たり前、という立場での稽古に入る。立ち位置が変わると意識が変わる。資格を取得する意味はここにあるのだとわかった。

子供たちにうるさいことを言わないように意識:これまで、「自分」の正しさを基準に「躾け」を行ってきたことへの自覚(軍隊式だった)。他者にも自らにも厳しくしない。家庭という場の安息を大事にする。「ママは本当に変わったね」との長女の言葉。

実践をやり抜くことのエゴを意識化:やり抜ける自分だから先生でいられると思ってきたのだが、やり抜けることで肥大するエゴがある。ダイナミクスを意識して、「なにかのために」「別のものになるための」実践はやらないと決める。

母との死別(11月):様々な思いを持つ関係性だが、自分の思うように「愛されたかった」のだと思えた。母もまた愛を求めていたと思う。安らかにこの世を去ることができて本当に良かった。感謝している。こんな思いで親との別れができたことが有難い。

ヨガ・クラスの生徒さんに対する、医師の紹介や、転院に際しての援助:ヨーガ教師と言えど、クライアント様の求める価値に添うことが仕事。必要とあれば、自分の人脈の中で医師や弁護士等を紹介もする。ヨーガは体操ではなく生きることだと思うなら、これは必要な事。

瞑想のみのクラスを開講(体験会と合宿):ヨーガ=体操という枠組みを壊したい。

初めての企業案件(11月 テーマ「ダイバーシティ推進に向けての、他者理解のための自己受容について」):夏のゼミナールからのご縁で、某大企業様からお仕事を頂いた。しかも、単純に「体操やろう」というお話ではなく、自己受容のためにヨーガを活用したいとのお話で、大変有難かった。来年も継続させて頂けることになった。

浪人生の長女との対話(4月~):昨秋、突然進路を変更した挙句、行くところがない長女(19歳)と毎日過ごした。「どうしていいかわからない」「やりたいことがない」、更に自分に自信がない、という娘に向き合いつつ、ただ一緒にいること、一緒にご飯を食べることを通じて、お互いを受け容れていくことができたと感じた。成長真っただ中にいる娘の心身の変化を傍で見ていられることは、親としても指導者としても有難い経験だったと思う。 *大学決まりました。この1年を通じて「仏教を勉強したい」と言い出し、仏教学部に進むことに。共有できる領域が増えると思うと嬉しい。


★取り組みを通じてどんなことが実現されて、(自己や他者に及ぼした影響、インテグラル理論の観点AQALから振り返ってみる)どんな課題が見えてきたかをインテグラル理論の観点から振り返ってみる。

どんな課題…
自己の視点を、自信を持って確立できたような。
逆に押しつけがましさが出ているのかもしれない(いや、これは以前からの課題か…)。
視点は上がったような気がしないでもない。(器は少し大きくなった感覚)
自分に足りない部分を、他者との協働で埋め、1人ではできない価値の創造ができればいいと思う。創造した価値を提供する場合に、他者が求める価値に対して、提供するもののデザインを変えていかねばならない。その為には、固着した意識があるといけないので、ここでも、他者との対話の中で自分を揺さぶる経験が必要だと思っている。
これまで1人称の実践に重きを置いてきたので、集団実践にシフトしていかねば。