蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№790 Wacry、音の持つちから

3月6日 @いつものホテル

最近ラグビーのWarcry動画にハマっている。
なんかすごく気合い入る。

Warcryは、日本語で言うところの「鬨の声」で、ニュージーランドオールブラックスの「ハカ」がすごく有名。きっとこれは誰でも知ってるんじゃないかな。めっちゃカッコいいよね!

調べてみたところ「HA」は息、「KA」は炎という意味らしい。
気炎を吐く!って感じなのかな?

なんだかこの感じ、サンスクリット語と似てるな。

日本で真言と訳されるマントラ(mantra)は、 

Manas こころの働き
Trāṇa 守る、解放する

という2つの言葉が組み合わさっていて、そのまま「こころを守る」ものだよということ。マントラ詠唱をすると、最近感じられるようになったのは、絶対者ブラフマンに電話がつながってじわーっと心身が温められるような感覚。こんなことは、Yogaを始めた頃には感じられなかった。 


他にの例だと、インドでお師匠さまを表す言葉グル Guruは

Gu 暗闇・無知 
ru 取り除く

という意味。

だからお師匠さまは私たちのなかの闇を払って、光を取り戻してくれるよう導いてくれる人ということになる。



さて、Wacryに話を戻すと、実はニュージランドだけじゃないし、ハカだけじゃないらしい。

フィジーには、シビ(Cibi)
トンガには、シピタウ(Sipi Tau
サモアには、シバ・タウ(Siva Tau

という、それぞれの国のWacryがあるというのです!

ちなみにハカには、自らを鼓舞しながらも相手の勇気や強さをたたえ、敬意を示す意味もあるとのこと。Wacryにも様々な種類があり(マントラが一つではないように)、どんなときにどんなものを、ということが選べるようになっているみたい。

マントラもそうですからね。医療の神様へのマントラとか、万人への祈りとか、開講の祈りとか、最強のマントラとかありますからね。

ラグビーの試合前にWacryを受ける相手チームも相当な威圧感を与えられるらしいので、どんな陣形でどんな態度でそれを受けるかを研究しているチームもあるらしい。
そりゃそうだよな〜

ラグビー関連の動画でどれも紹介されているので、興味がある方はぜひ大音量でご覧になってください。

私も先日、ニュージランド代表のハカをまた見ていたとき、もうそのアクションがキレッキレでマジで感動したが、

よくみたら、再生速度が1.5倍速になってた…



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№789 微細体管理

3月5日 @これから秘境田端

こりす、昨日ほめられちゃった。うれしいわ〜
なんでもほめられたらうれしい。うん。



さて、東京よりも遠い南の島にいるJK剣士。

剣士休業中だから正式には南の島のJK”戦士”なのだが、え、もう一人こどもおったん?!という勘違いをする人がいそうなので休業中に関わらず剣士で統一。
相変わらず無駄話長いな。


ここ数日没交渉だったのに、なんと遥か海の彼方から気を読まれていることが判明した。
こわ!


「だから元気なかったんか」と突然言われて、ちょい待ってや、数日間なんのやりとりもしてないやんか、と思ったのだが、

テレパスイーが通じていたようなのだった。
それともハハのPranaではない念(ネガティブ・エネルギー)が飛んでいったのか?


これって子供のみならず、生徒さんにも飛ぶから何か教えてる人は気をつけてください。

レッスンをするっていうことは、目の前にいる時間以外も自分のPrana(=エネルギー、氣)に注意を払うってことだから。

特に「触る」系の先生。施術なさる方の何やら色々は移りますよね。
なので私は生徒さんには、ふら〜っと駅の周辺にあるナンチャッテなマッサージ屋さんなどに決して行かないように申し上げている。自分のPrana維持レベルが低いことが概して多いからである。

そうでない施術者がいると、評判を聞くことになる。
皆生(米子にある温泉)のオーシャンにいるあのおばさんのマッサージ、マジですごいらしいよ的な。ちなみに私の鍼の先生も相当すごい。なので私は、日々ふらふらする先々で自分が信頼する鍼の先生の評判を広めまくっている。


このような「自分の見えないレベルに注意を払う」ことは、語っても語り尽くせぬほど重要です。N夫師匠とも、このことについてはよくよくお話ししたものです。


とか言いながら、ウダウダ何やら考えている自分のことが遠方に暮らすJK剣士にバレておるようでは、おまえの修行も全然やなと叱られた気分でした。

私の微細体はふらふらとフィジーまで行って、JK剣士に愚痴を言ったのでありましょう。反省。

 


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№788 よかったよかった

3月4日 @都内某所


ミレニアム三部作の最終巻を、夜中の2時までかかって目を通した。

実を言うと読んでない。

斜め読みして結末を確認したくて堪らなかったのだ。
よいこはこんなことをしてはいけません。


なんでこんなズルをしてしまったかというと、すべてYouTubeが悪い。

ミレニアム三部作・北欧版を、YouTubeでアップしてくれている人がいる(ありがとう!)。

ミカエル役のミカエル・ニクヴィストが超カッコいい! 
いろんな女が寝たくなって実際寝ちゃってる原作のミカエルを、素晴らしくよく表現してくれている。森のこりすもミカエルくんが大好きである。よろよろ〜とついて行きたくなる。なんていうか?ただ若いだけの男なんかぜんぜんダメよね!って気分になる。 

ヒロイン役のノオミ・ラパスもとってもいい。ラストの法廷シーンのスタイルったらもうシビれる。

しかし言語がEspañol。
なに言っとるのかわからへん。

でも映像は見られる。そりゃ当然。

あー、そうか、怪我してヘリで搬送されたか。なにこの主治医の先生、いい人悪い人? 
えー、この人なんでお父さん殺しちゃったの? ちょっとこのラストどういうこと?!

というフラストレーションが溜まりに溜まって、斜め読み内容確認に至ったのである。どうしようもないこの心の葛藤を、みなさんは理解してくださることでしょうとも。


まだ見たり読んだりしてない人は怒らないでください。ネタバレバレですから。

いやもうとにかく、小説のラストが最高だった。

映画版で「え?え?なんで?そんなんだめやーん!!!」
と思ったラストのシーンが、ぜんぜん違う展開だった。

長年痛めつけられてきたヒロインが自分でも不思議と心を許し、人生で初めて恋をした男はすごく年上(20歳差)で、こんなに歳が離れていては永続した理想的な関係は築けないよと言われても恋をすることを諦めまいとしたのに、

とある女性の心無い言葉にショックを受けて(初恋だからさ〜)、彼から去ると決めた。
でも二人は、すったもんだ色々あって、深い信頼で結ばれた友人になった。どんなことがあっても信じ、いろんな意味で助けてくれる本当の友達。

いやー、マジでよかった。

ドアは大きく開かれて、人は招き入れられた。
二人はベーグルサンドを食べながらエスプレッソを飲み、たくさん話をするだろう。そしてその対話は彼女を深く癒し、新しい世界に向かわせるだろう。

さて、
斜め読みも済んだし、もう一回はじめから読み返しますかね。

 

 

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№787 いつもやっていないと

3月3日 @これから出張だけど、まだ錦町

連日読書ネタである。

ノンフィクションものでは、開高健賞を受賞した二次対戦直後の満州におけるうら若い女性の扱いに関するものを読んだ。

あの大ヒット作(映画しか見てない人もたくさんいると思いますが)ミレニアムシリーズも、女性に対する男性の暴力がテーマとして貫かれていて、原書の副題は「女が嫌いな男たち」とあるらしいね。

自分が無理に頼んでしてもらったことを忘れて涼しいカオをして、お願いされて泣く泣く何かをしてくれた人をとことんバカにしちゃうような輩が、これでもかあ!と登場して、辟易する。


人ってなんだろうなあ。

「そのときはしょうがなかったんです」
「テンパってたからそんな言動をしてしまったんです」

と言ってしまうようなことをしちゃうのは、普段からの訓練が足りないからだって慧心先生がいつも言ってる。

Yogaは体操じゃないからね。いつも言ってるとおり。

わずか数名のこのブログの読者さん、よくわかっておいでだと思いますが、ここではここの真実があるわよね? 

復習してみよう!

1、ツボイは森のこりす的繊細さを持ったYogaの先生である。声はとても小さい
2、JK剣士とは名言を繰り出す謎の存在である
3、Yogaとは体操ではない
4、この世のすべては絶対者Brahmanである


そう、Yogaは体操ではないんだから。
体操をしているフリをして人生に避け難く降りかかる「打撃」に備えるためのトレーニングですから。

いきなり実践じゃ、もうびっくりして負けですよ。

だからこそYogaクラスというとっても気持ちいい空間で安心しながら、呼吸を用いて自分の心を制御し、いついかなる時にも絶対者Brahmanがあらゆるところに偏在していることを確信し抜けるように、普段からYogaやっとく。

と、そういうことですから。

「え!マジで!」

という衝撃のシーンで、私の素がぜんぶ出る。

素が出た瞬間、マハートマ・ガンディーのようにポロッと神様の名前が言えたり、コルベ神父みたいに「あ、私、代わりに死んでもOKですよ」とさらっと言える自分でいられるのか? 

いや、きっとまだ言えない。


だからやっぱり今日も、呼吸から始めるしかない。あと、長生きしてなるべくたくさん練習するしかない気がする。

だいじょうぶ、ダメなら来世がある。

 

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№786 がっかり

3月2日 @山陰某所

最近書籍のヒット作に出会う率が高めで、至福!

本を読むのは皆様と同じく勉強でもあり仕事でもあり、そして私の場合絶対的娯楽である。

JK剣士がそばにいなくなった私にはNetflixもないしアマプラもない。TSUTAYAのカードもとある事件がきっかけでハサミを入れて廃棄してしまった。映画は好きだけど見るに至るまでの行為が面倒である。

更に言うと、モノによっては読書体験の方が豊かである。

映像でないと絶対イヤ!

と思うのは、昔のBBCシャーロック・ホームズ
そしてボンド。

ジェームズ・ボンドマティーニはステアじゃなくてシェイクでくれ(←最新作バージョン)のダニエル・クレイグである。あ、あとはニコが出ているものは当然ながらすべてよ!


すみません...
こりす、胸がぶるぶる震えて脱線しちゃった。ヒット本の話だった。

「今さらなんだよ!」と叱られそうな「ミレニアム」三部作。いや、これは最高だわ。
読み進めたいのに読み終わりたくない。だから目の前に置いて、堪えて他の本を読むという焦らし作戦に入るくらい楽しい。

あとね、ノンフィクションのヒット作が二つ。

アンネ・フランクの密告者は誰だったのか?という謎を、現代のプロファイリング技術の粋をこれでもか!とぶち込んで解明し、もうこれしか考えられないよねという結論を提示した本。

そして2018年にノーベル文学賞の発表を中止させちゃった、スウェーデン文化界のスキャンダルに関する本。

先に申し上げておきますと、どちらも胸クソです。
なので私は手元に「ヨーガ・ヴァシシュタ」を置いて、絶対者ブラフマン智慧で胸クソエネルギーを中和しながら読み進めた。

でもすごいよ!どっちもリサーチが。
調査に当たった方々根性ある、マジですごい。

で、感想。

人格の高潔さとはなにか? 
大いなる打撃や誘惑の前で踏みとどまらせる何かとは、いったいなんなのか? 
生命欲も煩悩の一つ。この世で最も大事なものに対する知識を養っておかなければ、その一瞬の生命に執着してしまう。わずか数年、数十年時間を稼いでみても、後の世の人にがっかりされることになる。その時自分はここにはいないから、いいっちゃいいけど。でもね。

目先のものに振り回されないすべてを見通す視点を養うために、私はどうすればいいのだろうか? 暗闇でも物事を見通せる、梟のような目が欲しい。

 

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№785 みんなのもの

3月1日 @錦町

「私、こりすのブログ読むのを楽しみしてるんですけど」

と言ってくれたこりすファンの方がおられて、先日約1ヶ月ぶりにリアルでお会いしてきた。
ここ数日真面目に更新しているので、喜んで頂けて光栄である。世界で数名の方の毎日の心の慰めになればこりすも大ハッピーです。


毎日ふらふらしている私だが、今は次なるミッションを二つ与えられており、しかも確定申告作業までコンプリートさせねばならないので少々テンパり気味である。

ミッションの一つ目は文章を書くことで、Yogaをやるとどんないいことがあるか、世の中のまだYogaに触れていない皆様にわかりやすく語るということ。

こういう「書くこと」をきちんと積み上げていかないとと思っているが、このブログのような文章を書くのも楽しいのだった。こういう場でものを書いて人様にお見せするとちょっと嫌なこともあったりして辟易し、何度もS美さんに愚痴を聞いてもらったが、嫌なことを超越しないまま逃げるようにやめるのは猛烈悔しい!と感じたのも確かなのだった。

森のこりすは、ちっちゃな声に似合わず負けず嫌いなのだ。

でもこんなくだらないことをまたもや書いていることがバレた日には、あの師匠に叱られちゃうかもしれない。そんな駄文ばかり書いているからちゃんとした仕事ができないんだぞ!って。なので仕事の方の文章もちゃんと書いて、いつか必ず果たすと決めている”あること”の準備をしていくつもりである。

 

Yogaは人類に与えられた普遍的な智慧だから、制度や資格に縛られる必要はないと思う。取り扱う人の質を維持向上させる努力は、もちろん大事だけれど。

間違ったことを教えたらもちろんまずいし、事故も起きるからそこは重々気をつけないといけないけれど、この智慧を知れば救われる可能性のある人が知らないで困っている人がいるのがいちばんいけない。Yogaだって他の多くの智慧と同じく、みんなのものだから。

実践というのは当然ながらYogaでないといけないわけではないが、体や呼吸や心を置き去りにしないでこの世のも最も尊いものとのつながりを取り戻そうとするYogaの方法論が、私は大好きである。

大好きなものについて話すのは、気持ちのいいものだよね。
でもこの大好きなものが、方法なんかではなく

「ああ、よかった。だいじょうぶなんだな」

と”思うことそのもの”なんだということを、ちゃんと表現していく役目はあると思っている。

 

 

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№784 突撃こりす

2月28日 @山陰

昨日のフライトは、機内にあんまり人がいなくて至極快適だった。

コロナより前のむかーし昔には密々が当たり前だったのに、コロナライフに慣れちゃった身としては機内で隣の座席に人がいるとひどく息苦しい。

JR西日本伯備線特急やくもに至っては、前後の列に人がいるとパーソナルスペースを大いに侵害された気分になる。そもそも特急やくもは、ほとんど人が乗っていないのがスタンダードだし。

今の自分が贅沢なのかこれが人間本来の感覚なのか、私としては後者を採用したい。

最近私も山手線に乗ることが多いけれど、混んだ電車って人間の微細な感覚が損なわれる気がする。

5人乗りの車を運転しながらひとりノリノリで” Two of us" を絶唱しているのとはまったく違って、山手線ではイヤホンから聞こえてくる音楽に没入して自分の世界を構築し、外部情報を遮断しないと疲れちゃう。これ、私だけじゃないよね? 都会の皆さんはずっと我慢してきたんだよね? Yogaで感覚器官の制御力を磨かないと、都会の生活は耐えられないよ。

 


さて、今年始まったオンライン・ヨーガ療法セッションでは、若くて美しい先生にアシスタントとしてお助け頂いている。

せっかく秘境田端に来てもらっているので配信にも出張ってもらわないと!と思い、先日の配信の際にいきなり実習開始前の生徒さんとのやりとり(問診みたいなもの)を振ったところ、あんまりにも突然すぎたのかちょっとテンパっておられて悪いことしたな。

そら突然人前で何かせいって言われてたら困るよな。と思うにつけ、自分が前職で経験させてもらったことはフツーではないことばかりだったが、今のこの仕事にものすごく役に立ってると思うようになった。遅ればせながら今になって大感謝である。

今回の私の森のこりす的人生においてはこれ以外のバージョンの過去がないため、こういうことって誰もがみんなやってたような気がして実に当たり前のことに思えるのだが、

「突撃ー!」と叫んでみんな一緒に「ヤー!!」と叫びながら走って行ったり(実際には突撃のフリだけなので、いわば突撃ごっこ)、数十メートル離れたところに立っている人に大声で何かを言う、っていうか怒鳴る?(号令調整ってやつ)なんてことをするのは、もしかしてもしかしたら普通じゃないのかもね。

イマココでふと冷静に考えたら、突撃っていったいなんなの?

その世界観に没入するってすごいことだなあ。そしてそういう忘我の状態と日常を行き来してたのも、すごく興味深いなあと懐かしく思えてくる。これって超越かもしれない...

「声がすごく大きい」疑惑のある私なのだが、指示を明確に伝えるための声を、特殊な訓練の結果手に入れて、同じ領域に生息する他の生き物の安全を図っていただけ。それはその場で仕様のない任務だったのであって、本当は消えいるような「こりす的ささやき声」が私の地声ですからそこのところ断固誤解のないようにしてください。

ごめんね、声小さくて。聞こえる?

 

 

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