蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№784 突撃こりす

2月28日 @山陰

昨日のフライトは、機内にあんまり人がいなくて至極快適だった。

コロナより前のむかーし昔には密々が当たり前だったのに、コロナライフに慣れちゃった身としては機内で隣の座席に人がいるとひどく息苦しい。

JR西日本伯備線特急やくもに至っては、前後の列に人がいるとパーソナルスペースを大いに侵害された気分になる。そもそも特急やくもは、ほとんど人が乗っていないのがスタンダードだし。

今の自分が贅沢なのかこれが人間本来の感覚なのか、私としては後者を採用したい。

最近私も山手線に乗ることが多いけれど、混んだ電車って人間の微細な感覚が損なわれる気がする。

5人乗りの車を運転しながらひとりノリノリで” Two of us" を絶唱しているのとはまったく違って、山手線ではイヤホンから聞こえてくる音楽に没入して自分の世界を構築し、外部情報を遮断しないと疲れちゃう。これ、私だけじゃないよね? 都会の皆さんはずっと我慢してきたんだよね? Yogaで感覚器官の制御力を磨かないと、都会の生活は耐えられないよ。

 


さて、今年始まったオンライン・ヨーガ療法セッションでは、若くて美しい先生にアシスタントとしてお助け頂いている。

せっかく秘境田端に来てもらっているので配信にも出張ってもらわないと!と思い、先日の配信の際にいきなり実習開始前の生徒さんとのやりとり(問診みたいなもの)を振ったところ、あんまりにも突然すぎたのかちょっとテンパっておられて悪いことしたな。

そら突然人前で何かせいって言われてたら困るよな。と思うにつけ、自分が前職で経験させてもらったことはフツーではないことばかりだったが、今のこの仕事にものすごく役に立ってると思うようになった。遅ればせながら今になって大感謝である。

今回の私の森のこりす的人生においてはこれ以外のバージョンの過去がないため、こういうことって誰もがみんなやってたような気がして実に当たり前のことに思えるのだが、

「突撃ー!」と叫んでみんな一緒に「ヤー!!」と叫びながら走って行ったり(実際には突撃のフリだけなので、いわば突撃ごっこ)、数十メートル離れたところに立っている人に大声で何かを言う、っていうか怒鳴る?(号令調整ってやつ)なんてことをするのは、もしかしてもしかしたら普通じゃないのかもね。

イマココでふと冷静に考えたら、突撃っていったいなんなの?

その世界観に没入するってすごいことだなあ。そしてそういう忘我の状態と日常を行き来してたのも、すごく興味深いなあと懐かしく思えてくる。これって超越かもしれない...

「声がすごく大きい」疑惑のある私なのだが、指示を明確に伝えるための声を、特殊な訓練の結果手に入れて、同じ領域に生息する他の生き物の安全を図っていただけ。それはその場で仕様のない任務だったのであって、本当は消えいるような「こりす的ささやき声」が私の地声ですからそこのところ断固誤解のないようにしてください。

ごめんね、声小さくて。聞こえる?

 

 

★オンラインヨーガ療法セッション
 次回トライアル:3月5日(土)14時〜

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