蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

No.733 秘密の修学旅行

8月30日

先週、Yogaの後輩Aちゃんが修学旅行にやってきた。

鳥取でここ数年やってきた講座の生徒さん数名で「東京へ旅行をする!」という単なる妄想からスタートした企画だったのだが、コロナ禍における職場やご家族の制約により自由に動ける人がYoga関係者ひとりになっちゃった。まあ、たったひとりでも決行できたんだから良しとしようじゃないの。

講座代表で東京にやってきたAちゃんは若くてすらっとした美人、そして独身。しかも恋人募集中(たぶん)という四拍子揃った逸材である。Yoga療法士としても不肖ツボイが絶大な期待と信頼をかけている期待の星。

ところがどっこい残念なことに、素敵な紳士と出会った経験がないがゆえに理想の男性像が定まらないのである。これは大問題だよ?!
よーし!それならツボイ自慢の東京の紳士のごく一部でもご紹介しようではありませんか!と思ったわけ。

でもこんなご時世だし、いったい誰にお願い申し上げたかはトップシークレットね。「これこれこういう人選を考えておりますが、どのようにお思いになりますか?!」と、リーダーのご意見は頂戴してみた。「うん、その方々なら間違いないね」と太鼓判を押され、白羽の矢を当てられちゃった各々方にご依頼申し上げたところ、どの紳士もバッチリOKだった。皆様とっても優しいのだ。

誰とご一緒したかはゼッタイ内緒だけど、どこに行ったかはちょっと書いとこうかな。

まず初日、ランチは四谷のカフェ○クニ。
素敵な古民家、静かで落ち着いた雰囲気、お料理ももちろん美味しかったし、ケーキが絶品だった。ショートケーキを選んだ理由は、ショーケースからどんどん減っていくから「これは相当美味しくて人気なんだな」と思ったから。

夜はオサレな帽子を被った紳士と、新宿○丁目へ。
名前は聞いたことあるけど初めて来る!しかも食後にカブキチョウというところを見せてもらった。ここはコロナよりヤバい菌が蔓延してるから気をつけて!ときつく言われたが、それは”エロ菌”という菌で、一度罹患したら最後、決して治らないそうだ… なんてことかしら。この時ご案内くださった紳士は、むかしこの街でその菌に感染してしまわれたという「エロ菌キャリア」なのだった。これって、触れただけで感染したりはしないのね?この街の空気からだけ感染するのね?不安でいっぱいである。

ここでは若いイケメン?ホストの大きなポスターの前でポーズを作って記念撮影したりしたが、私はおじさんの方が好みなので罪悪感で胸が痛んだ。街に人はほとんどおらず、「客引きは〜犯罪です〜」という警察によるアナウンスが繰り返し響き渡っていて、なんともシュールな雰囲気だった。

 

翌日は銀座へ。シックスの中のルルレモンへ参戦! 如何にもYogaのセンセイっぽいじゃないの。ほんとは銀座のSuriaにも行きたかったのだが定休日だったのだ。残念。なんだかんだいってルルレモン着たことない。あれやこれやと試着をして、それぞれ気に入りのものをお買い上げ。

銀座シックスからふらふら~と某靴店へ入る。私はここのハイヒールととても相性が良くて、常時愛用している。いつも9cmヒールばかり履いていると、7cmヒールを見てもこれ3cmですか?と聞いてしまうくらいに感覚が狂ってくる。しかしその日、前日夜の新宿観光でへばっていたいた私はまさかのローヒールを履いていた。お店の可愛いお姉さんに「いつもは9cmヒールしか履かないの!!」と訳のわからない言い訳をし、この夏九州地区限定で販売されていたというオレンジ色のド派手なサンダル(当然9cmヒール)を買ってしまった。

このオレンジ色のサンダル、とってもエロくて素敵だった。バーMarujinのパーティーに履いていこうと思ったけど、こんなサンダルを買っちゃう私は、昨日の夜、例のあの街であの菌に感染したんだと思った。

その後は三越ラデュレで遅めランチをし、渋谷へ移動。ここで第3の紳士の登場である。もちろん誰かは秘密である。どこで何を食べたかも秘密である。この紳士、名言を繰り出すことで有名な方で、この夜もすごい名言が生まれた。最高にすごいやつは職業がバレちゃうのでやっぱり秘密なんだけど、人間は自ら自分を奮い立たせて逞しく生き抜くべし!というお心を「ピンで立て!」と表現された。Aちゃん大感激である。目がうるうるしてたような。

うん。私もいつまでもこんな風にふらふらしてないでしっかり… あ、私はピンでふらふらしてるからいいんだよな。いいってことにしとこうや。よかよか。

ということで、修学旅行は大成功だった。はずだ。