蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№863 年末年始心身大掃除

12月半ばすぎに1ヶ月あけていた自宅に帰り、ようやくJK剣士との暮らしが再開しました。
約1年離ればなれだったので、また一緒に暮らし出すと賑やかになると同時に、自分からは決して触れなかった情報にアクセスさせられることが増えました。

 

JK剣士もこの1年間で、私の知らないことばかりを体験・学習してきたわけで、色々教えられることが多いです。こういうことは日本でこれまで通りのJKライフを送っていたら難しかったでしょう。どんなことを教えられたかについては、また改めて書くつもりです。

 

米子空港に到着したら初雪が積もり、1ヶ月放置していた車のバッテリーが上がっていました。渡米前から予約していた美容院にも行けず、ボサボサの頭のまま年越しする羽目に。冬至の日に、これまで3年間取り組んできたプロジェクトのお礼を手配し、関係各位に無事ご挨拶を済ませました。年末に神戸旅行&大阪出張、ここで新しいプロジェクトの可能性を探り、年末年始にはYoga聖典読書会という怪しい会を主催。ご参加の皆様からの厳しいご質問に必死で応えるべく頑張った翌日、高熱を出してぶっ倒れました。

 

IH合宿中や帰国直後の東京滞在中にもひどく寝汗が出て、内的な変化を三次元的に処理するプロセスが発動しているのだろうとは思っていましたが、その総仕上げが行われたようです。

 

これはインフルエンザか?と思うような関節の痛みと発熱、その後何日も大量の寝汗で気持ち悪くなって起きざるを得ないという状態が続きました。食事も少しは摂っていたのですが、これだけ寝汗をかくとどんどん消耗してガリガリになり、着替える時鏡に写った自分の姿を見て、あまりの弱々しさに泣けてしまいました。

 

フラフラなのですがこういう時こそ修正が必要なので、セルフセッションをやったり、プラクティショナーの友人にセッションをお願いしたわけです。そうすると、これまで自分が後生大事にホールドしてきたネガティブな信念や感情を、できるだけ捨ててしまおうと頑張っていることがわかりました。自己存在の大掃除です。

 

マスターマリコたちがよく使う表現に「ガビガビ」というものがあります。
自分の、エゴイスティックで、今をよりよく生きることにほとんど役には立っていない思い込みなどが、自分の中にはたくさんこびりついているわけです。そのこびりつきを象徴的に表現するのが「ガビガビ」という言葉になります。しかしさまざまなきっかけにより、これをリリースしようという欲求が、自分自身の中に確かに発動する瞬間があるわけです。

 

このガビガビは多層構造である人間存在のいろんなところに同時にこびりついているらしく、感情レベルの課題を処理するために体に反応が出たりします。というよりも、そもそも問題のように見えるものは違う次元に原因があるわけですから、「なんでこんなことが?」ということが「なぜこんなところに?」という形で起こるのは当たり前と言えば当たり前です。

 

IH合宿中に知ったのは、頭の中でウジウジ思考しているネガティブなことと、ハラの底で知っている安心感や確信が、私の場合は右の眉のあたりで喧嘩しているということでした。ふっと浮かんだ純粋な思いに対して「でも」「だって」と難癖をつけ抵抗する時、右眉の少し上にチリチリとした違和感を覚えるのです。

 

しかし、左右の脳の統合という修正を行ってもらうとこのチリチリ感が消える。合宿の後半から体調不良になるまで、何度もこの脳の統合という修正の指示が(私自身から)出たのですが、1週間寝込んで何が起こったかというと、まるで浮かんでこないのです、ネガティブなことが。なのでチリチリ感覚を感じることも、もうないのです。

 

人間は、自分自身の中で、自分と闘っている。
今、そのことについて考えています。

 

自分対自分の仁義なき戦いは、大概の場合周辺諸国に飛び火して、近くの関係者に迷惑をかけます。しかしそもそも周辺人物もまた、ほとんどの場合自分対自分で戦争をしており、その戦火も飛び火させています。大戦争です。

 

まずこの自国内の紛争を終わらせ和解することと、他国の紛争に巻き込まれないこと、さらには叶うならば隣国の紛争解決に寄与できることが大事です。シャドウに向き合い、これを取り扱うということは、まさにこういうことだと思うのです。

 

自分を許し、受け容れる。そして無条件に愛する。
その結果、人間としてこの世に生きることに安心することができます。

 

帰国後にさせて頂いたセッションで教えられたのは、多くの人は生きるのが怖いということです。本来の意味でYogaしていれば、生きることが怖いなどということはあり得ない話なのですが、それはとても難しいことなのです。だからYoga=自らの真の出自を明らかにして、そことのつながりを再確認して安心に至ることが必須の課題になります。ここで私はYogaを強く推していますが、当然ながらそれはただポーズを取ればいいという話ではありません。

 

これはとても重要な話なので、自分の中でじっくり考え抜きたいと思っていますが、ともあれ私の場合は、体調不良の間の大量の寝汗と共にガビガビしたものが体外に排出されたようなので、このことをとてもありがたく思っています。今回この浄化をもたらしてくれたのはここ数年にわたる経験であったと思い、今日ここに至るまでそこに関わってくれた人、そしてこれをデザインしてくれた何か大きなものに対し、深い感謝を捧げます。