蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

No.748 助演JK剣士

9月20日
朝の便で上京のため4時半に起床。眠い。

先日、JK剣士は文化祭だった。今時はやりの「無観客」ってやつで親は見に行けない。
クラスで映画を作ったとのことで、文化祭前日(公開前)にこっそり見せてくれた。

剣道部員でハハも当然知ってるGくんを主演とする、完全内輪ネタ学園恋愛モノである。まあ文化祭なんだから内輪ネタで盛り上がらなければそれは絶対ダメよね。

 

映像の中には表現されていないが、主演のGくんは「インハイ剣道個人2位、数学検定1級、奇跡のイケメン、瞬間移動可能」のすごいやつなのである。話に聞くところによるとその「Gくん設定」だけでB5の用紙がいっぱいになったそうなので、他にもここには書ききれない才能が溢れんばかりに詰まっているらしい。そして学園モノときたらこれはもう転校生である。外せない設定だよね!

 

JK剣士もちゃんと出演していた。しかも2つの役で出演してなかなかの活躍ぶりである。
作品冒頭、美少女が不良(死語?)に絡まれたところに颯爽と現れるのが主演男優Gなのであるが、その「絡んでくるチンピラ的学生」の一人がJK剣士であった。木刀を手に「オラオラ~」と言っただけなのに、Gに木刀を奪われてメーン!でやられてしまうダメダメチンピラ。

木刀、と聞くと世間一般の皆様は「こわっ!」と暴力的なイメージを描かれるかもしれないが、我が家(そしてたぶん米子H斗剣道部員のおうちすべて)の玄関には、常に竹刀2本と木刀がフツーに置かれているので傘などと特別違わないノーマルアイテムである。これは余談だがJK剣士に毎晩「おふろだよ〜」と声をかけると、「はーい」と返事をしてまず外(駐車場)に出て行き素振りをしてからお風呂に入る。お風呂と素振りはセットなのだよ。

 

さて、映画の話。
チンピラを退治した後、教室で転校生としてみんなに紹介されるGを見つめる学生たちのなかに、なぜか頭部が馬の女子学生がいた。それもまたJK剣士であるとのことであったが、歩き方と体格を見れば頭部が馬だろうがゴリラだろうがはたまたカエルであろうが「あ、JK剣士!」とわかってしまう。

今、部活動では基礎体力錬成の期間中とのことで、ひたすら地味なエクササイズを繰り返しているJK剣士たち。あるとき大臀筋がひどい筋肉痛になり車に乗り降りするのもイヤだと言っていた時があったが、その時学校の階段で撮影したシーンにはあまりの筋肉痛のつらさで代役を立てたそうだ。役どころは馬女子だが、代役はスカートを履いた男子だったらしい。その部分をもっとしっかり見ておくべきであったと今更後悔しているハハである。


作品を視聴した先生が、「これでカンヌに行けるね」って言ってくれたらしい。愛だね。