蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

No. 716 雷雨、猫の悲鳴

千切れつつ増えゆく雲を眺めをり 人に生まれてからといふもの   筒井宏之

 

 

7月14日

日曜に帰宅し、三日間休養していた。
帰宅した時には雨も上がっていて、大雨洪水警報の影もなく非常に蒸し暑かった。東京滞在中は肌寒くて上着が欲しいくらいだったので、この蒸し暑さがなんだか懐かしいような気がした。

JK剣士は先週の水曜から学校に行っていないという。ずーっと警報が発令されっぱなしだったからだ。日曜の部活だけはあったそうだが、その時先輩Aちゃんと「警報解除し忘れたんじゃないか?」と話していたらしい。でも決してそんなことはなくて、母が伯備線特急やくもで帰宅した時にも中部(倉吉)方面の電車は不通だったし、翌月曜も早暁から大荒れの天気だった。

JK剣士が一人で留守番していた時心配で何度か電話したが、「雨のなか外に出ているあんちゃん(猫・さび)の方が心配だと言っていた。大荒れの月曜の朝、母は「こんなことになっていたとは!」とその風雨と繰り返す稲光と雷鳴に慄いたが、何より魂消たのは雷と共に聞こえてくるあんちゃんの鳴き声だった。たぶん朝4時頃だったと思う。ピカー!っと光り、ドーンと落ちる雷の音と共に「ニャアー!!!」という鳴き声(悲鳴?)が聞こえる。あんちゃんはどれだけおバカさんなのか。こんな天気の日に外に出るなんて。さすがに聞き捨てることはできず、ガバッと跳ね起きて窓を開けるとびしょ濡れのあんちゃんが駆け込んでくる。それを捕まえて猫専用バスタオルで拭いてやろうとしているのにあんちゃんは嫌がって抵抗する。やれやれである。その後、激しい雷雨の音を聞きつつ布団の上ですやすやと眠る二匹の猫を見ていると、なんとも言えないゆたかな気分になった。

 

さて、足の怪我は完治だいたい二週間だった。わずかに踵(患部)に常ならぬ感覚がありはするが、ある日(二週間と数日後)突然痛く無くなった。ほんとに突然で笑ってしまうほどだった。
今朝は鍼灸治療の日だったのだが、十日ほど前から続く胃の支えの原因がわかった。この度は肺の不調である。とあることで(それは私の妄想だったのだが)悲しい思いをしたのが原因らしい。人の思考のちからの、恐ろしいほどの威力。特に心して思考を制御せよとマスターマリコにご注意を受けていたのに(私は想念の力が怖いほど強いらしい)。ということで明日は久々にマスターマリコとのセッションである。靈氣の師ともちゃんとワークしておかなければね。