蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

№602 インテグラル・スナック

つぼみより(きみがふたたびくるときは、七分咲きにはなっていたいな) 笹井宏之

 

 

 

3月16日
昨晩帰宅。11日ぶり。JK剣士と熱いハグを交わす。いろいろあったが本日のところはご機嫌よろしい様子で一安心。「ブログに『ねたきりいぬ』のこと書かせて頂きました」と報告すると、「どんなん(*米子弁同時通訳:どのような内容なのか聴かせてごらんなさい)」と言うので読み上げてやった。読んでる自分も聴いてるJK剣士も笑ってしまって、いったいなにがなんだか。

そのあと、JK剣士が大好きなエド・シーランの曲を教えてくれた。歌詞が最高だからって。二人でYouTubeを見ながら何も言わずに心をかよわせて、これママの好きな人にシェアするよって話したら、どのひと?って聞いてくれた。JK剣士は優しい。


どうして彼女はこんな僕を愛してくれるんだろう
彼女ならだれでも手に入れられるのに
僕は自分のことすら愛せていないのに
ベイビー、僕のいちばん優れた部分は「君」なんだよ


JK剣士は言葉に対する感性が鋭い。エド・シーランの曲や声もさることながら、この歌詞には多くのひとが胸を打たれるだろう。"Baby, the best part of me is you"という思いのなかに含まれている豊かな感情や愛を想うと、からだのなかをエネルギーが駆け巡るようだ。

 

…………………

さて!
先日、東京は赤坂の高級クラブ「スナックHIKIDASHI」に洋平ゼミメンバーズの数名+αの方々が集まってくださった。しかも昼間から。皆様お忙しい方ばっかりなのにほんとにありがたい。

“マスターMっちの部屋”に新人ママとして立たせて頂いたのだが、ここはカウンターの向こう側に立つ人もお席に座るお客様とまったく同じ料金システムでお金を払ってお酒を飲む。この空間がおもしろい。そしてお酒も飲めて、もてなす側ともてなされる側には役割の差があるというシチュエーションもおもしろい。センセイとしての空間制御能力というか、場をホールドして皆さんを楽しませ和ませる訓練として最適だと思ったけれど、いやいや訓練どころかめちゃめちゃ楽しかった!

 

わざわざお越し頂くわけだからなにかおもてなしをと珍しいおつまみを準備し(山陰名産板わかめとか、非売品の缶メシとか)、余興として三絃を披露することにした。三絃を遥々山陰から持ってきたために、五反田駅で泣きそうになりながら徒歩6分の距離をタクシーに乗ったのだ。三絃は決して重くはないが微妙に長い。

まあでも筝より全然マシよね。箏だと180㎝くらいあるから迷惑過ぎて、新幹線に乗せてもらえないんじゃないかな。本心は、ご披露するなら箏の方がいい。ボディが大きいから響きも素晴らしく、リアルに演奏を聴いたインパクトはすごいと思う。ちなみにこの度運んで来たのは長女ぶーちーのお稽古用三絃で、ホントのこと言うと舞台用ではないため音の響きがイマイチだった(細かい部品が違うので音色も遠音も違ってしまう)。この三絃はこの後、長女ぶーちーとともに目白の清和寮で暮らすことになる。

 

ご自身も楽器を嗜まれるリーダーに「誰もわかんないから間違えても気付かれないよね?」と鋭いツッコミをもらっちゃったのだが、仰るとおりでございます。なにがあっても「これ、こういう曲だから。なんか文句ある?」といえばいいので私も大船に乗ったつもりで演奏を…いやしかし、一か月だけ私より早く(4歳で)筝曲を始めたお姉さん弟子ぶーちーがその場にいたので技量はバレバレ。それでもね、翌日「相当稽古したね?」と言ってもらったので、よかったなと思ってます。おめでたい「越後獅子」の前歌部分を、弾き歌いでご披露させて頂きました。お耳汚しでございました。

 

 

皆様がそれぞれにさしいれなど御心づくしくださって、ほんとうに嬉しかった。なんといっても洋平ゼミメンバーが中心で、それ以外のお二人もインテグラル理論にはご興味おありだからこその話題が満載だったと思う。チームメンバーはその前日に規夫師匠と杯を傾けていたから、師匠ネタでも大いに盛り上がった。
自分自身のシャドウと向き合いつつある私に、師匠がすごく優しいお言葉をかけてくださったのだが、それはずばり「俺になにかして欲しいことある?」。乙女心のどまんなかに刺さった。

ちょっと解説します。
「彼はきっとこんなふうに思っているんだろうな」というのと、「どんな風に感じてるの?」と直接訊ねるのは違う。でもほとんどの人が訊ねないまま「きっとこうだ」と決めつけがち。だからちゃんと訊ねたい。そして師匠は私に訊いて下さった。ホントに嬉しかったけど動揺して、「こうして一緒にラーメン食べてもらえるだけでいいです」とかわけのわんないことを返していた。それじゃシャドウの課題にちゃんと繋がってないだろ!と自分にツッコんでやりたい。

 

空間の力と、参加して下さる方のエネルギーをもってダイナミクスが生まれ、ここに来る前の私とはちょっと違っているようなそんな気分になった。バーMarujinで修行を積み、コロナ禍にもかかわらず前年比超の売り上げを叩きだしたという伝説のスタッフ・ぶーちーをチーママとして抜擢したのだが、勢ぞろいした方々の気迫に押されて疲労困憊したらしい。

ちなみにこういう状態を「エネハラ=エネルギー・ハラスメント」とS森さんが命名された。エネハラとは、受け取った愛が強すぎて自らの器に収まりきらず溺れそうになる状態である。これは暑苦しい愛を持つお相手の問題じゃなくて、自分の器がまだちっちゃいことに対する発奮の言葉だよね?この器を一度ぶち壊して、もっともっと愛を受け取りたい!っていう。


かくも強い愛を垂れ流しにしてしまえる熱い方々が集まった赤坂の高級クラブ。スナックHIKIDASHIという場を借りた「インテグラル・スナック」は、噂では第二回が開催されるらしい。もしまたママ修行が許されるならば、次は「あなたとかわした約束がけっして違えられませんように」と歌う名曲を弾かせて頂きます!