わりなくも寝てもさめても恋しきか心をいづちやらば忘れぬ 古今和歌集より
2月19日
関西に行って1泊でとんぼ返り。最近出張が長いので、1泊だと日帰りに近い感覚。だって朝、JK剣士に「行ってくるよ」と伝えて、翌日には「ただいま」と言っている。毎日会えてる。
久々の梅田は相変わらず工事ばかり。ジュンク堂梅田店に行きたかったがあまりの寒さに気力が萎えた。待機時間中、大丸梅田店のタリーズコーヒーで「インテグラル心理学」を読んでいて、家にいるのと全然変わらないじゃんと我ながら呆れた。ただコーヒーが美味しくないのでこれがアウェー感を生む。ああ、今、自分は師匠のコーヒーから遠く離れたところにいるのだ…。
昨日の朝は早起きして気象状況とJR運行状況をチェック。警報も出ていないし、遅延もない。1月の雪でみな心構えができているので粛々と平常通りの生活が進行している様子。いや、助かった。これでなんとか大阪も行けそうだと安心した。
しかしこの状況に反発する人物がいた。JK剣士である。
「警報出てないんかい!」と激しいツッコミ。警報出てたら学校は臨時休校だからガッカリしたらしい。大変残念でございます、心からお悔やみ申し上げました。ブツクサ言いつつ、しげにいちゃんの形見の長靴と米子北斗剣道部のベンチコートといういで立ちで、雪の舞うなか力強く歩いて行った。
ところで、先程とあるクライエントさんからSOSが来た。
今日はここでアーユルヴェーダのものすごく簡単な養生法について少しお話ししておこうかと思う。
毎日自分の心身の状態をつかんで、それに対応していけば、カラダはそんなにつらいことにはならない。でも自分ひとりでは出来ないケアもたくさんあるから、このクライエントさんのところにいってマッサージしてあげたい気持ちでいっぱい。各地をフラフラして、クライエントさんを撫でさすったりハグしたり、靈氣したりして回りたい(Yogaは一応オンラインでも教えられるからね)。
ところでこのクライエントさん、セルフケアを始めてから驚きの変化が生じているらしい。やはり内外は緻密に絡んで繋がっているので、自分をケアすると世界も変わっていく。実践の醍醐味は、ここにあると思う。一度この感覚を経験してしまうと、カラダと真摯に向き合うことが面白くてたまらなくなるはず。
【Ayurvedaの養生法 ちょっとだけ紹介】
・体内の毒素除去のための飲み物
いわゆる「はちみつレモン」。でもはちみつは純粋なもので、湯温は40℃程度。
アーマ(毒素)を排除してくれると言われる。
・ターメリックはアレルギーの薬
花粉症含むアレルギー症状にはターメリック。そのまま摂ってもいいし、乾煎りして牛乳と一緒に飲めば独特の匂いは消える。面倒だったら毎日カレー粉を使った料理を食べよう。
・朝の白湯で消化力をチェック
舌の掃除の後に白湯を飲む。消化力が下がっているときは白湯自体が美味しくないし、閊えるような感じがする。そういうときは1日を通して食事内容や量を工夫して、場合によっては絶食で対応する。
・消化力が落ちているときは、動物性食品や乳製品、砂糖の摂取を控える。
・消化力アップのクスリ=はちみつ・レモン果汁・しょうがの搾り汁 混ぜて飲む。
季節も着々と春に向かっている。新幹線のなかから桜の木をみると、つぼみが膨らみを増しつつあるのが感じられる。まだなにも現れていないのに、もうピンク色の霞がかかって見えるようだ。
こんな時期には、冬の寒さを乗り越えるために体内に蓄積していたものが粘膜と共に体外に排出される。鼻水が出るとか皮膚にかゆみが出るとかいうことは、冬から春へと身体が向かう準備でもある。症状ひとつとっても、今この瞬間こうであることに「嫌だなあ」と思わず、淡々と丁寧にケアをしてあげたい。
どうぞお大事にね。