蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

№576 真言パワー!

かなしみにおぼれるやうにたしかめるやうにあなたの掌に触れている  中山明

 

 

 

2月17日

今月の萬龍軒はランチ。JK剣士、人生で二回目となる天津飯に挑戦。なにやらずいぶん大袈裟である。ちなみに母は、人生で一度も天津飯を食べたことはないよ。あんかけたまご丼?ピンとこないな。

今日から期末考査だという。ところが午前中、校務支援システムなるものから連絡が届いて「明日の試験は延期にするよ」という。なんで?!と思ったら雪が降って電車が止まるかもしれないからって。えええ!!明日、またもや伯備線特急やくもに乗って、今度は関西方面に出張る予定の母は慌てた。

 

色々調べた結果、山陰本線と境線はヤバい。伯備線は多少の遅れはあるかもしれないが、新見を越えればOK。帰宅予定の19日午後には気温が10度を超えているので、既に溶けている、という妄想予報を立てた。今、感染症の影響で、何事もない時でさえ1時間に1本しか走っていない特急やくもは”2時間1本”に減便になっている。のぞみが止まらない静岡を笑う資格は私には無いのよね。
余裕をもって予定よりひとつはやめの列車で移動しようとしているが、まずは家から駅までちゃんと辿り着けるかが最大の難関である。まあでも、遅れてもいつかは着くからさ。遅れたらネタになって盛り上がるから、それはそれでいいってことで。

 

 

さて、今日はちょっとマジメな話をしようかな。
皆さんの頭のなかには「ぐるぐる思考」が回ってますか?
そもそも「ぐるぐる思考」ってなんなん?というあなたのために解説しましょう。

人間の思考は1日7万回だか起こっているそうなんですよ。数えた人もすごいよね。で、そのうち8割方がネガティブだというのです! 
今ここで「ふーん、だからなに?」と思ったそこのあなた。人間が何層構造でできているんだったか、思い出して反省してください。5層だとややこしいから、ここは簡略した3層バージョンでよしとしましょう。

人間は肉体だけの存在じゃない。頭のなかで考える、というのは肉体よりも精妙で強い(ヤバい)エネルギーを扱っていることになる。肉体は触れることができるし、同じく肉体でできた「目」で見ることができる。ということは粗雑で、重いもので出来てる。この部分を「粗雑体/グロスボディ」という。

ここで取り上げている雑念は心から生じるものなので、「微細体/サトルボディ」になる。目には見えない精妙なエネルギーで、粗雑な物質より当然ながら力が強く、粗雑な物質に大きな影響を(良くも悪くも与えてしまう)。私は「いわゆるスピ」的なものは大の苦手だけれども、思考、もっと丁寧に言うと思考が引き起こす感情が肉体に及ぼす影響については、かなり科学的なデータも出揃っているので、諦めて受け容れた方が良いと思っている。

そもそもYogaでは大昔から「心を勝手にさせておくとすごく大変!」ということを身に沁みてわかっていて、この非常に強力で厄介なものをなんとかしよう!と決意し、そのための方法論をたくさん積み上げてきた。
要するに、今、私がなにを言いたいかわかってもらえてますか?

Yogas chitta vritti nirodha.
パタンジャリ大師がまとめたと言われている「ヨーガ・スートラ」の超有名な一文。Yogaの目的は、心素の働きを止滅させることである。すべての病気は心に起因する。
Yogaは、あなたの思考そして感情をなんとかしようとしているもの。Yogaをただの体操だと思っている人は心を改めてくださーい(最近こればっかり。だいぶアタマにきてるね)。

 

 

ナントカさんが言っている「思考が現実化する」ってすごく話を端折った雑な表現だと思う。これじゃあ騙される人が出てもしょうがない。言葉はもっと緻密に誤解の無いように使って欲しいと思ったりするが、まあ受け取り手の問題もあるし、いいか。

ようやく「ぐるぐる思考」の話に戻る。
毎日ぐるぐるネガティブなことを無意識にこねくり回していれば、あちこち痛くなったり眠れなくなったり、老化したり、カラダの機能が低下したり…他にも色々起ってしまう。

だから今あなたが自分自身にしてあげられることで一番役に立つのは、「他のもっと良さそうなもののことばっかり考えること」です。これに尽きます。これしかありません!!(ほら、話は単純な方がいいからね)。

他のもっと良さそうなもの、とくるとマントラしかない。大事なひとの名前を繰り返してもらってもいいのだが、専門家としてはマントラを推す。

 

 数字を使う人もいる。1から10まで数えようとするのが禅方式。吐く息に「1」を当てがって、「いーち、いーち、いーち…」と数え続けるのはハーバード大学方式。ベンソン先生曰く、10まで数えられなかったから1でやめたらしいですよ…

しかしせっかくだから「力のある言葉」ってのを採用してみよう。それがジャパマントラを唱え続けること。口に出すのが一番簡単、こころのなかで唱えるのが最も強力で、でも難しい。マーラ(数珠)を使ったりすることもある。

 

なにより有名なマントラ「オーム Om」。Veda聖典の聖音で「絶対的なるもの」を象徴する言葉。阿吽のこと。

「ソーハム so'haM」  直訳すると『彼は我なり』、自分と絶対者は一体であり分かれていないことを示す。

「タットトヴァムアシ tat tvam asi 」 『汝はそれである/それは汝である』を意味する、チャーン ドーギャ・ウパニシャッドにある言葉

「オム・マニ・ペメ・フム Om・Mani・Padme・Hum」 チベット仏教の有名なマントラダライ・ラマによると「私たちの不浄な身体・言葉・思考を、完全に統一された秩序と知恵の教えの道に導くことにより、仏陀になれるということ」を意味しているとのこと。

自分がいちばん「ビビっ!」ときたのを選ぶのが良い。ちなみに私は瑜伽名を頂戴した時にマントラも授かったので、それを唱えている。絶対者ブラフマンを讃えるマントラである。

 

騙されたと思って、3分間でもやってみて下さい。ふふふ…