蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

№447 身をゆだねてみる

上京中である。
昨日寝坊して、朝食代わりのMCTオイル入りコーヒーも飲まずに出発。
山陰から山陽へ向かう特急やくもと新幹線を乗り継いで、約6時間の道中だった。東京って遠いな。

昨日は非常にタイトなスケジュールだったので、前日の20時以降水とお茶しか飲んでいなかった。大移動をしたのに断食。よいこの皆さんは決してまねをしないで、断食の時は体を休めて下さい。
さすがに今朝は有酸素系のアサナが堪えた。
なので、今日は普段の習慣を曲げ、いつもは摂らない朝食を頂いた。食物鞘(肉体)は食べ物でできているのだからね…


さて昨日、非常に興味深いセッションを二つも受けた。
ヨーガ・セラピスト/教師としていつも人のケアを行っている私だが、今回は自分がケアされる側である。完全に受動。横たわって身を任せるだけ。

定期的な鍼灸治療を受けるようになって7,8年になるが、この先生は特別な時を覗いて按摩(マッサージ)の手技は行わないので、人にしっかり触れてもらうようなケアを受けることが不足していることはわかっていた。

しかし微細な領域で完全に身を委ねられるセラピストに出会うことは、とても難しい。
ただ施術してもらうだけならば、技術的に優れた方はたくさんおられる。しかし、身体を安心して任せ、感覚を言語によって共有し、疑問を理論的に満たしながら経験を消化し、自分自身の血肉としていく手助けをしてくれる方はなかなかおられないものだ。
昨日は、その点を十分に備えた女性二人の施術を受けることができた。とてもしあわせなこと。

2カ月ほど前に経験したある不調と、医師との不愉快な対話をきっかけに、40代以降の女性の真の健康、そしてしあわせとは何なのか考え続けている。ヨーガ療法を学ぶ生徒さんの多くは、50代以降の女性だからだ。思考の過程でいくつかの書籍に触れ、著者や監修者の方とコンタクトを取ろうと試みたところ、何かに導かれるように昨日の体験となった。

今の医療の概念では、閉経を機に女性は“どちらでもない性”に分類されているように感じる。男性ではないが、女性でもないような。そして、男性化してしまった女性のようになることもある。
同時に、閉経期以降の女性の心身の悩みは、若い頃(20,30代)から既に始まっているとも思う。冷えや痛み、不快感を真正面に据えて、解決に取り組んでいる人がどれくらいいるだろう。

また、出産後の母体に対するケアが、日本ではほとんど無視されている。
アーユルヴェーダでは、出産は人間が経験する中で最も大きく強い力に晒されることであると考えている。交通事故で大きな衝撃を受けるのと同じようなことが、小さな胎児によって女性の体内で生じ、母体は大きなダメージを受け、傷む。具体的には、骨盤底筋群と精神に対する影響であろうと思う。このダメージに対する適切な支援がないため、心身が回復しないまま人生を生きていくことが多いし、精神的な影響(産後うつ)などによって大きな路線変更を余儀なくされる場合もあるだろう。

自らの健康に取り組むということは、今抱えている些細な不調を真剣に捉えていくことだと思う。こういう小さな不調で病院に頼ることをすると、折り合いが合わず辛い思いをするから、未病の段階から健康へ戻すことを真剣に考えている療法に触れて欲しいと思う。
いったいどこがいいのか悩んで足を止めてしまわずに、気になったところには勇気を持って飛び込んでみるとよい。その先に新しい世界が広がっているかもしれないし、人生は自分の想像とは全く違う展開を見せるものだ。

現実は常に創造を超えているので「健やかに、しあわせに生きたい」という最も大事な望みをつねに見失わずに(暗い海の中から、灯台の灯りを目指すように)、細かいことにこだわらず前に進みたい。

《今回受けた施術は下記の先生方のものです》
たつのゆりこ先生   https://www.yuriko-tatsuno.com/ *対象は女性のみ
マインドセット・デザインズ 廣田靖子先生 https://mindset.tokyo.jp/