蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

№346 なにが変わるのか

 

「この世を遍く満たすものは不滅であると知れ。この不滅なるものを滅ぼすことは、誰にもできないのだ。」 バガヴァッド・ギーターⅡ-17

この春から仏教学部で学ぶことになった長女。なんとサンスクリット語が必修だそうである。アーユルヴェーダの専門家教育を受けた際は、私もサンスクリットで名前が書けたなあ… 書き取り練習は筆ペンでやると上手に書けるよと提案したが、即却下された。

また、ブラフマンアートマンについて学んでいるようだが、このことを知的に理解するのはとても難しいだろうと思う。

私のヨーガの師匠は、京都大学大学院で宗教学を修めた後、教授から「でもさ、宗教って実地じゃないとわかんないんだよね」と言われ、「この数年間の勉強は何だったんだ!」と絶望したという。
その後、「なんだったんだ!」の思い惑い故にインドでマハラジに出会い、日本人として初めて入門を許されたそうなので、この師匠の葛藤の末にヒマラヤの伝統的ヨーガを日本で学ぶという私たちの現実があることに、深い感慨を覚える。
…………………

さて、ヨーガやって何が変わるのか(どんな得があるのか)ということに興味があることと思う。
「脳波」の側面からそのことをお話してみたい。

神経科学者であり、精神科医であるハンス・ベルガーは1924年に人間では初めてとなる脳波記録を行い、"Electroencephalogram“と名付け1929年に発表、後に国際的な評価を得る。しかし、ベルガーは公的、私的生活が二次大戦とナチズムによって妨げられたことにより、1941年6月1日に自殺。

現在、5つの脳波が確認されている。
(デルタ波、シータ波、アルファ波、ベータ波、ガンマ波)

DNAや細胞は、日々再生されている。
胃潰瘍はたった一晩でなる(穴が開く)と聞くが、胃粘膜の細胞などはたった二日で入れ替わるそうだ。資料を見ると「2-9days」となっている。

ということは、再生が2日でできてしまう人もいれば、9日かかる人もいるということ。
胃潰瘍の例のように、強いストレスがかかればたった一晩で細胞は変質する

生活していると、ふとしたことで怪我をしてしまったりする。ちょっとしたすり傷ややけどなどが「治る速度」を意識したことがあるだろうか?
このことと、細胞の再生速度は関連している。

なかなか傷が治らなかったり、痕が残ってしまう場合、「生きものとして、日々新しく細胞をつくりかえ、免疫を活性化してわるい菌などもお引き取り頂く」力が弱っているのかもしれない。

ではその真逆である「傷は早く美しく治る」状態が維持できている人は、その状態を外見からでも確認でき、実年齢よりも若く見える。
アンチエイジングは細胞再生力・免疫力向上でもあるのだから、そのためになにをすればいいのか。

ここでアーユルヴェーダの権威は「瞑想」と言う。
なんでアンチエイジングに瞑想?

この問いに答える鍵は、脳波の理解にある。
なぜ、ヨーガで心が穏やかになっていくのかもわかる。
が、長くなるので続きはまた明日。