蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

№349 しあわせホルモン増産

「それを知れば二度と再び迷妄の中に陥ることはない聖なる真理を、賢者たちは汝に伝えてくれるであろう。」 バガヴァッド・ギーターⅣ-35

今日はアルファ波について。

8~13㎐。アルファ波は重要な鍵を握る。

ベータ波(目覚めているとき)と、シータ波(夢を見ているとき)・デルタ波(熟睡時)のちょうど中間に当たり、意識的な思考と無意識の領域に互いに影響を与え合うようなフィールドを作り出している。

ヨーガや瞑想などの、バイオフィードバック的な手法は、自分でアルファ波を意図的に生み出せるようになるためのもの。

 

真に総合力のある人は、アルファ波を多量に作り出すことができるらしい。
偏ったものの見方に左右されないためには、からだもこころも落ち着いている必要があるということなのだろう。

また、近年トラウマ治療にヨーガが用いられるようになっているが、身体的実践を通じてアルファ波を分泌させ、無意識の領域に働きかけることが可能になるからでもあるのかもしれない。

練習すれば、自分ひとりでも心身が安全と感じられる状態を再現できる。
自分自身に力を取り戻すために、「自分でもできることがあり、確かに変化させられる」という感覚を養えることはとても大事なはずだ。

また、アルファ波は幸せホルモン・セロトニンの生成を促進する。
日中にセロトニンを分泌させることで夜にはメラトニンが出るので、睡眠の質が向上する。
(ヨーガ実習の日はよく眠れる、という人はとても多い。)

実践の継続によりアルファ波は更に増長していく。
ヨーガを長く続けていると“性格が変わる(腹が立たなくなる)、打たれ強くなる、落ち込みからの回復が早まる”ということも、経験者には頷ける効果だ。

10㎐以上:脳内の学習や記憶の経路促進
4~12㎐:海馬の神経細胞が働きだす
8~10㎐:神経が共鳴して振動、情報交換

アルファ波は脳に最高の状態を作り出すことができる。
脳波計を装着しなくとも、アルファ波が出ていることはわかる。
気分が良くなるからだ。

できれば、装置などに頼らず「自分がどう感じているか」という感覚から判断できるように練習をしよう。
人間の心は抑圧が上手なので、始めは嘘をついている心に気付けないかもしれないが、だんだんわかるようになる。抑圧があると、頭で考えていることと心身の状態が一致しないからだ。

てっとり早くアルファ波を出すには、自分の気分を“ほんとうに”良くすること。
しかしこれが、言うほど簡単ではない。

なので、からだを使う、呼吸を使う、という方法を採用するとよい。
とてもやりやすくなる。

では、デルタ波、シータ波、アルファ波という自分にとって理想的な脳波でないときは、いったいどういう状態にあるのだろうか?

目が醒めている意識状態の時は、ベータ波が出ている。
この文章を読んでいるとき、あなたは集中しているので「低ベータ波」の状態にあるだろう。

低があるなら高がある。こちらが、そのままにしておくと厄介なのだ。
「高ベータ波」中心の状態からアルファ波を多めに出すところまで移行していくことが、「楽」な状態になっていくための鍵となる。