蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

No.731 葉山で、謎の美女二人と

時として獣のわれを許す汝の背には肩甲骨とう翼   筒井宏之

 

 

 

 

8月28日

予定では今日まで上京中で、滞在を伸ばすかどうかいまだに迷っている。22時近くに出る寝台列車サンライズ出雲」に乗るか、どこかに泊まって数日後に帰るか葛藤中。なぜって、明日の晩に予定されていた行きつけのバーMarujinの20周年記念パーティーがお流れになってしまったから。本当の記念日は6月だったのを延期しての企画だったのに、マスターもとっても残念でらっしゃると思う。もう少し先に仕切り直しはできるのか?今年の開催は難しいのか? この感じじゃ誰にもわからんね。


さて、今回の東京滞在はいつもより短めの上にスケジュールがキツキツだった。山陰の生徒さんの修学旅行が企画されていたり、葉山に住む謎の美女の御殿にお招き頂いたり、いろいろと盛りだくさんでスペシャル感いっぱい。順次書いていきたいと思うが、今日のところはまず葉山の御殿を訪問したことについて書いておこうかな。


そもそもお招き頂いたのはN夫師匠でらしたのだが日程調整がうまくいかなかったご様子で、もうひとり別の美女とこりすのような私が二人でお邪魔することになった。ウワサにはかねがね聴いていたのだがもうこりゃ眩いばかりの御殿である。しかも英国風。雪隠のトイレットペーパーホルダーの装飾が松ぼっくりで、「わお!松果体がこんなところに!」と思ったが、よくよく見回すとこの松ぼっくりのモチーフがふんだんに使われている。これってやっぱりあれかしらね、第三の目が人間のホントの目だってことを英国の方もわかっておられるって言うことかしら?

謎の美女二人と森のこりすが集いハートランドビールで上品に乾杯。その後はご当地の葉山ビールが「焼け石に水」状態で即座に消え、各人が予め御殿に送りつけておいた日本酒2本が空になった。そこでお招きくださった美女が取り出したのが焼酎、しかも三岳である。三岳うまいよねー!!そしてまったく割らずに生でぐいぐい三岳を呑む美女とこりす。酔っ払って呂律も回っていないのにクダを巻く自分と、御殿の豪華なソファで丸くなって寝落ちした自分の姿がばっちり記録されていた。

解散後、3人とも記憶をなくしたらしい。湘南新宿ラインで大崎まで行くつもりの私がハッと気づくとそこはなぜか恵比寿だった。なぜ湘南新宿ラインで恵比寿?と思っているうちに渋谷。これは流石におかしいと思って飛び降りて振り返ると「宇都宮直通」とある。ヤバい。ほんとにヤバかった。

そしていつもより何十倍もフラフラして成城石井でおにぎり(うめ)とお約束の杏仁豆腐を買って帰って、食べて、また気を失った。

ここまで呑んでもまったく二日酔いとかじゃないから。自分の肝臓はじめ他の内臓の皆様方の健康度に惚れ惚れする。しかし松ぼっくりに取り囲まれていながら、私の第三の目は完全に活動休止してましたね。

空けた日本酒は少なくとも一升瓶じゃないから。リーダーにこの優雅な酒盛りのことを語ったら「なーんだ、一升瓶じゃないのか」と言われたけど、私たちは美女とこりすなんだから、リーダーのような大酒飲みのおじさまと一緒にされるなんて心外だわ。ぷんぷん。