蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№797 初嵯峨

3月17日 @都内北区。雨。

昨日は人生初の嵯峨嵐山上陸。

これがもうすごい人出!
しかも若い人ばっかり、そしてカップルやたら多め。

京都嵐山に、わざわざ何をしにいったか? 
お茶室にお稽古をしに行く予定だったのだが、急遽観光に変更。

これは確かに何かで見たことがある渡月橋天龍寺の天井絵・八方睨みの龍、さやさやという葉擦れの音が心地よい竹林の小径。もう絶句するしかない大河内山荘。夏柑糖で有名な和菓子処・老松。

そして若い人が好みそうなショップの数々。
そこでは嵯峨嵐山とはまったく無縁そうなミッフィーちゃんやリラックマが大活躍していた。ここまできてリラックマ? そんなことを思うのは私が大人だから?まあいいや。

でも天龍寺の龍も庭園も、大河内山荘からの眺めも、老松の山人艸果も最高でした。今回みたいなお誘いに素直に従っていなかったら、きっとここには来ていない。


ものごとを自分の思いのままにしようとしないことは、とても大事だと思う。

京都に向かう朝、旅の準備をしながら改めて感じたのは、自らのなかに萌すことはすべてが導きなんだということ。でもその声を、自分の勝手な条件付けやおかしな信念で「いや、でも、だって」と押し潰し、掻き消すことでアートマンの声が聴こえなくなっちゃうんだ。

嵐山観光中に、どうしてもあんみつが食べたくなった。

今回の旅のツレは、わがまま全面OKのおともだちだから、「あんみつが食べたい」と言い、わざわざ入ったカフェにパフェはあってもあんみつがないことがわかった瞬間「やっぱり出る」と言っても許してくれた。

フラフラ歩いてあんみつが見つからなかったので、お友達は観光案内所で「あんみつ食べたいです」と訴えたところ、花のお江戸と違って京都ではあんみつは夏限定の食べ物であることが判明した。衝撃!

そっかー、あんみつ食べれないのか、と思ってふと見たそこに、福田美術館なるところで行われている虎と猫の日本画を集めた展覧会のチラシ。その美術館はこの案内所から徒歩数分。

そして私は日本画が好き、虎も好き、猫はもっと好き。

わかった。

あんみつは、この虎&猫たちに出会うための導きに過ぎなかったんだよ。

なので虎と猫を堪能して、あんみつは食べずにコロッケを買い食いして食べならがお家(今晩泊めてもらう、茶室があるお家)へとテクテク歩いていった。とにかくめっちゃ楽しい旅行だった。全然計画していないことを満喫し、計画していたことはやらなかった旅。

天の声には素直に従うべし。自らの中のアホな欲求も皆大事にすべし。

 

 

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