蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

No.722 須賀子というひと

とれたての真珠のやうに子どもらが夏の手前でひかつてゐます   筒井宏之

 

 

 

7月23日
昨夜、長女ぶーちーからSOSが来た。祝日のため二日連続で寮の食堂がお休み、だからごはんを食べさせてくれという。夕方の授業終了後に東急ストアで待ち合わせて、お惣菜とビール(水曜日のネコと銀河高原)を買って部屋へ戻った。

あれこれおしゃべりをしながら飲んで食べ、途中おやつを買いに成城石井に行ってくれて、お約束の杏仁豆腐とぶーちーお気に入りのチーズケーキを仲良く食べた。その後しばらく昼寝?をしてぶーちーは帰っていった。期末でレポートやら何やらでずいぶん忙しそうだったが、頑張っているようでいつもながら感心しきりである。

 

 

昨日は一日ぼんやりゆっくりするつもりだった。先にレポート用紙を購入するために書店に行ったらついふらふら~と岩波現代文庫の棚に吸い寄せられてしまい、そこで寂聴先生の「遠き声」と出会ってしまった。大逆事件で絞首刑となった菅野須賀子の評伝小説である。恋と革命に生きた女性の激しい物語に圧倒され、夜中までかかって読了した。

折り合いの悪い継母の策略で16歳の時にレイプされ、実家から逃げるように17歳で嫁ぐも夫は義母と関係していた。30代という早すぎる晩年に幸徳秋水と愛し合い、毒婦や妖婦と呼ばれた須賀子。大逆事件はあまりにも酷すぎる事件だから気にはなっていたけれど、こんな小説があることは知らなかった。
須賀子に夢中になった1日だった。