蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№711 クロウサギin奄美

前(さき)の世に出逢ひてゐたるあかしかと思ふ なにか君が懐かし 筒井宏之

 

 

 

7月5日

おともだちが奄美大島に行くという。奄美大島と言えばアマミノクロウサギです。知ってる?と訊ねると「なんとかのシロウサギしか知らない」と仰る。


なんとかのシロウサギってうち(鳥取)のやつ。因幡の白兎。今で言うと鳥取県東部(鳥取市の方)にあたるところで起きた(らしい)大事件の主人公ですね。それはタダのウサギなので小学校でもふつうに飼われているが、わに(サメ)を騙すとはけしからん、悪がしこいやつである。しかしツメが甘い。そんなことだから、身ぐるみ(毛皮)をマジで剥がされて血まみれになってしまう。しかしお蔭で「なんとかのシロウサギ」というレベルで日本人のDNAにインプットされているのだから、身ぐるみ剝がされた甲斐があったというものだろう。詳細をお知りになりたい方は「古事記」上巻(神代)を読んでね。

 

 

そう、アマミノクロウサギ。数年前、鹿児島旅行をした際にその存在を知った。38-51㎝くらいの体長で、毛が黒く耳が短い。絶滅危惧種IB類に指定されており、世界中で奄美にしか生息していない固定種である。

 

なんだかこういういきものって心惹かれる。JK剣士はいきもの全般に対する愛が深いこともあり、ハハへのLAみやげは木彫りのキウィだったし、我が家の飼い猫ういろ(サバ柄・雑種)を褒めるときには「ニシキマチヤマネコ(うちが錦町だから)」といっている。どこだかのヤマネコのような精悍さはサッパリないのだが、最上級の愛情を示すためにそのような無理のある表現をしているんだろう。なので奄美と聞くとクロウサギが気になって仕様がない。「クロウサギグッズ買ってきてね!」とおねだりした。そんなのほんとにあるのかどうかもわからないが、期待しておこう。わくわく!

 

 

2日の午後は麹町から赤坂見附に流れタリーズコーヒーでブログを書いた。そうでもしないと夜ホテルに戻ってからでは使いものにならないのがわかっている(案の定、完全に使いものにならなかった)。赤坂見附で長女ぶーちーと待ち合わせ。健気なぶーちーは朝早くから広尾で働き、午後いっぱい赤坂見附の某マスターのアシスタントとして働くそうである。実に働きものである。毎日ふらふらしている誰かさんとは大違い。


その後、山手線の北の方の駅近く、オヤジの聖地のような居酒屋で、先日行われたイベントの厳しい反省会と、ピンチに際してみんなを救ってくれたMおさんに対する感謝の宴を開催。そのお店では「2時間縛り」を受けたが、そのあとふらふら~と徒歩0分数十秒の居酒屋での延長戦は時間無制限だった。この2次会で衝撃のミッションを与えられたが、それは明日以降に書くことにしよう。

 

ところで今晩、この2時間縛りの方のトラディショナルな居酒屋でまたマジメな勉強会があるのだが、ご参加の方はジェットヘリで来られるという。ヘリ降下時の騒音に気をつけます、とのことだったので(パイロットに重々申し付けます的な?)、同じく降下時のダウンウォッシュで周辺のオヤジをふっ飛ばさないよう要請した。よろしくどうぞ!