蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№684 胸毛OK!

胸もとに水の反照うけて立つきみの四囲より啓かるる夏  横山未来子

 

 

 

6月7日
名古屋からのぞみに乗ったところ。
今朝5時半出発の伯備線特急やくもに乗車し、いったん名古屋で下車。所要を済ませ再び名古屋から品川へ向かっている。

今朝、家を出ようとしているとなんだか具合が悪くなってきた。タクシーのなかで運転手さんとアレコレ雑談しているときはまだよかったのだが、予約した切符の発券を待っているあいだにだんだんイヤーな感じになって、ようやく機械の外に出てきた切符をつかんでお手洗いに走った。

ところでJR米子駅みどりの窓口は、ようやくできたと思ったら(現在大規模な改装工事中でいったん消滅した)オープンの時間が6時以降に変更になっていた。駅もがらんとして人気がない。岡山駅の新幹線ホームも似た感じでまるで廃墟のようだった。

そう、具合が悪くなったのだった。吐き気はするわ、お腹は痛いわ…幸い今日は早く家を出たので20分ほど時間の余裕があり、しばらく座って静かにしていたら少し収まってきた。「やくも号参りますー」というアナウンスが聴こえてきたのでふらふら(このふらふらはいつものふらふらとは違う、マネして欲しくないなふらふらである)改札を通過した。

今朝は冷えた。ぺらッとした半袖を1枚着ていただけだったのだが、その恰好が「気でも狂ったのか?!」と言いたくなるくらい冷えた。ホームでごそごそと薄手のコートを取り出して着込み、やがてきた列車にふらふら乗り込んでコートを着たまま深い眠りについた。

昨日、出張前で準備等々忙しいし、夜のレッスンが入っていたこともあって夕食を摂らなかった。14時過ぎに松江のカレー屋Spiceでランチターリ(定食)を、カレー1種追加(たまご、ほうれんそう、豆)をバスマティ米で食べそれっきり。当然朝食はいつも摂らない。心地良い空腹感だったのだが、そこに今朝MCTオイルを投入したのがいけなかったのだろうか? 夜半、猫が足元にいないことに気付いてそのあと熟睡できなかったのもいけなかったのかもしれない。なので今朝は3時から起きていて、5時半にやくものなかで寝て、目が覚めたら7時でそこは備中高梁だった。先日出た黒い厚い本も持参しているのに、どうにも集中できない。やれやれ。

名古屋駅を出るとき、このまま何も食べずに品川まで行っちゃうかーと思ったのだが、今日は到着後ホテルに荷物を置いたら,、すぐに山手線に乗って某所まで向かわねばならない。誰とは言えないがスキンヘッドの、最近本を出した方とヤキニクを頂くためである。これもあんまり言えないのだが、その店ではみんながダイスキな泡の出る麦の液体などを提供してくれるという情報をキャッチしている。

ヒトといういきものは、なによりも自らのことを理解していない。
だからこそYogaではとことん“自分”というもっともアホないきものを見つめることを通じて「あー、またやっちゃった!」という嘆かわしい事態を回避しようと努めるのであるし、このもっとも謎めいた存在を知ることを通じて、他者理解を深めんとしている。

さすがの私も、いくらアホでもわかる。この断食状態でヤキニク屋に入り、みんながダイスキな飲み物をオーダーしたときに、この自分が「あ、今日ちょっと調子悪いんでウーロン茶にしときます~」というコトバが、絶対に、言えないことくらいわかる。だってほら、皆様ご心配なさるじゃない? そのお心を思うと「飲みません」なんて口が裂けても言えないわ!決して飲みたいワケじゃなくって。誤解なさらないようにね。

で、このままいくとすきっ腹にガツンと打撃を受けて即座に千鳥の舞でふらふらになってしまう恐れがあるので、やむなく先程さば寿司(化学調味料無添加)を食べた。

いやー、美味しかったなあ!
なんで早く食事しなかったのかなあ。
正直言ってご飯食べるの面倒になるときあるよね。私だけじゃないよね。

これで敬愛するスキンヘッドのあの方とのヤキニクも、みんなダイスキなあの飲料も楽しめる気がしてきた。
みんなもムリな断食しないでね~、絶食は18時間までにしてねー。

 

 

さて、今日は11時からこれまた某所でとある施術を受けてきた。そんなつもりなかったのだが、30年ものおつきあいになるCIDESCOライセンス保有エスティシャンのT橋先生が、ワケあって施術をプレゼントしてくれたのである。目や鼻や口のある部位を撫でまわされるだけでなにゆえこんなにも心地よいものであろうか。最後は気を失っていた。

 

担当H木26歳は母上もかつて同じ職業だったという2代目、現在絶賛恋人募集中の愛くるしい女子である。施術中にアレコレ話をするのもなかなか面白い。ついつい色々聞き出してしまう。

最近の男子はヒゲを脱毛するんだぞ、そういう時代なんだ、とリーダーが言っていたが、そんな男子は私のまわりにいない。よく考えると私のまわりにいるのはオヤジだけなので該当者が存在しないだけか?しかもけっこうヒゲモジャ度が高い。リーダーの言ってることは都市伝説で、口裂け女と同じレベルなんじゃないのー?と思ったので担当H木に尋ねてみた。

すると「そうなんですよ!今はツルっとしてないとダメな時代なんです~」とかいう。
マジで?!リーダーウソ言ってなかった!



しかし私はあえて問いたい。
みんながツルっとしていたら「わあ、この方は男性ホルモンがバンバンに出てて、まるでニコラス・ケイジだわ(ハート)」というのをどこで確認するんであろうか? 担当H木もそれは懸念するところだそうで、「どんな人がタイプなの?」と訊くと「昭和です!」という。昭和=ヒゲあるってこと?ふーん、昭和ってそういう使い方するんだ…

いつも私と遊んでくれ…おっといけない誤解が生まれる。私と飲んで(東京、今飲めないけど)くれている昭和の男子&オヤジのみなさま、私は昭和ぜんぜんOKだから!なにしろスタンダードがニコで、昭和より濃いから。これから暑い夏がやって来るけどもちろん胸毛もぜんぜんOKだから!

でも、シャツの下のランニングは許しません。
シャツは素肌に直に!
エージェント№007の法則です。胸毛はOKだけどランニングが透けて見えたら「今すぐここで脱げい!」とシャツを引っぺがしてしまうかもしれない。
昭和男子、がんばれ!

 

 

 

 

あー、なんだかさば寿司食べたら元気出てきちゃって暑苦しい内容になっちゃったな。せっかく施術中に「30代かと思ってました!」って担当H木がアゲてくれたのになあ。