蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№669  本社にて

彼を見たい 彼に至るまでに出会う人そのほかを眺めていたい  雪舟えま

 

 

 

5月23日
本日は愛するオタクとのリアルセッション。ビジョンクエストを終えて凱旋した愛するオタクをねぎらうために、松江市京町の珈琲館へ向かう。1.5人前のアコーディオンサンドはメニューから消えてなくなっていたので(誰も食べないからだろうか)、フツウサイズ(1人前・食パン二枚分)のクラブハウスサンドイッチを注文。サンドイッチが供されたタイミングで「写真見てください」とスマホを渡され、ふんふん、と写真を見ているうちに愛するオタクの皿のうえにはきれいさっぱりなにも無くなっていた。


過酷なクエストでガリガリに痩せて帰って来るか?!とちょっと期待していたのだが、会ってまず一番の言葉は「逆に太っちゃったっすよ」。うん、確かにその顎まわり、間違いなく貫禄増し増しである。「なんでそんなに太った?!」と訊ねると「えー、だって朝はバイキングから始まるし…」と。そうか、君は朝食を食べる人か、そうだよね…。そして旅先はどこも目新しい「今、ここでないと食べれないよ~」って囁いてくる食べ物がいっぱいだもんね、しょうがないよね。しょうがないよ。

写真、とっても素晴らしかった。このことの詳細は改めて書きたい。
一通りざっと見たあと私もサンドイッチを食べ終えて、松江に来たからには必ず行かねばならない本社、すなわちCAFFE VITAに出勤。今日はとても暑かったので「水出し、水出し」と念仏のように唱えながら店に入ったらもうすでに売り切れていた。みんな考えることはおなじよね。

よろしいですか?初心者のみなさん。VITAにはね、夏季限定の水出しコーヒーがあるの。一晩掛けて抽出された最高に贅沢なコーヒーなの。ここに来ないと飲めないの!!ぜひ今年のうちに一杯飲みに来てね。いろいろあるから状況見ながらね。


本社における本日最初の一杯(一の皿)は愛するオタクがコスタリカ、私はグアテマラ。デザートはティラミスと夏季限定のマンゴームース。二の皿はカプチーノ・レギュラーサイズ・トリプルショット(師匠にしか淹れられない最高に贅沢な一杯・ツウの飲み物)。三の皿はアイス・アメリカーノ。今日も満喫である。
お席はいつものスペシャルシート(わかる人にはわかるあの席)。幸いなことにまあまあお手すきだった門脇師匠のスペシャトーク込み。

長女ぶーちーと同じ高校ご出身の門脇師匠。先輩後輩の繋がりは血より濃いのですよ、知ってた? 多才な師匠は玉掛けの資格まで持ってるんだって。玉掛け…? あと危険物。そして簿記。それでケーキも作れて、豆も焼ける。中毒患者が出るようなコーヒーまで淹れられる。天は何物も与えてくれるんだね。


中毒って言えば、東京のおともだちのコーヒー洗脳に成功して「もうそろそろ豆が切れそう。切れたらどうしよう…」とSOSをもらった。そのことを師匠にお伝えしたところ「蔓延してるね」とのお返事。当然私も同じ状態でもう治らない。仲間が増えて感無量です。

 

 

さてさて、これは昨日書いていた昨日の分のブログなのだが、昨晩突然ニホンゴニュウリョクができなくなってすごく焦った。常々リーダーから私のこのPCに対する呪文のことばがかけられていたので(DELLなんてありえん…突然動かなくなるぞ…Macに変えるが良い…)「うっわ、とうとう呪文が効いたか!」と思い、諦めて電源を切ったのだった。今朝恐る恐る再起動したら何とか復活したが、昨晩夢のなかで「Macならどれがよろしいのですか」とお尋ねしている自分がいた。

入力できなかったら今月末〆切のコラム(某所から頂戴しているお仕事)ができない、どうしよう、誰に助けを求めよう…とつらつら考えてがいたが別に悩んでいたわけではない。絶対者のお仕事は、常に緻密にして完璧だからである。1時過ぎまでホーキンズ博士の「パワーか、フォースか」改訂版を読んで寝たのだが、体内で激しくエネルギーが暴れて寝るどころではなかった。各チャクラが「ここでーす!」とばかりに順に自己主張、なにかがグルグル回って熱を帯びている。脊柱に添って何かが動くのはいつも通り。そして軽い頭痛。いったいなんなんだ?!

その後は寝てしまっていたが、朝5時過ぎにパッと目が覚めてもう眠れなくなった。なにがなんだかよくわからなかったのでマスターマリコに質問をさせて頂いた。やはりアメリカの方がそういう方面の知識は豊富だなあと、マスターマリコを通じて感じさせて頂いている。そのことを規夫師匠に話すと、あちらはなんといってもキリスト教に支えられた宗教文化があるので、神秘的・霊的な体験を言語化するボキャブラリーを豊富に持っているのが日本と違うところ、ということだった。確かに。

私は未だに「奇跡のコース」のワークブックをのろのろと読み進めているところだが、そこで使われている言葉に馴染めなくて当初は読み進めるのがほんとうに大変だった。2012年にワークブックを読み始めて、途中中断して今年約5年ぶりに再開したところ、ようやくしっくりくるようになった。この数年間、マイスターエックハルト道元禅師を読むこととYogaの勉強を並行して行って、ようやくそれぞれの用語をあたまのなかで結びつけることができるようになった。ヤレヤレ。


ご存知の方も多いだろうが、このワークブックは毎日一つのレッスンだけを行っていくというものなので、どんどん読み進めていくことはできない。予定では今年の12月10日に、2012年1月からはじめたこのワークが終わることになる。中断した期間は私にとって必要な咀嚼期間で、きっとどんなにがんばっても読み進めることはできなかったのだと思う。読み始めたのは規夫師匠に初めてお会いした2年後なので、やっぱり学びっていうのは時間がかかるっていうことなんだよね。