蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№263 タネ

先月他界した母が、今月の米子市報の表紙に載った。
この市報が出るまで生きていることはないと思うから、と姉が言っていたその通りになった。

学生の時から母との関係には悩んできたが、私は母の愛を狂おしいほど求めてきたのだと思った。母もまたそうであったのかなと思う。
ただ不幸なことに、お互いが未熟すぎて、お互いが求めているものを差し出せずにいたのかと。

生きている母の手を最後に握った日、1日でもながく生きて欲しいと思った。
そんなことを思える日が自分にも来るなんて、思えない時もあった。

この母無くして、私は今の道に進んでいない。ウィルバーの本を読んで心打たれたりもしなかったんじゃないかと思う。

母の生き様はカッコ悪く、強烈で、すごい圧力で今の自分を育ててくれた。
その教育法?を振り返るに、私の子育てなんてただの「ええかっこしい」やなと思ったりする。

自分のなかの胚芽を育てたいと思ってきたけれど、タネは誰が蒔いてくれたのか。

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