蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№235 上野へ行ってきた

昨日、哀しいことがあってしょんぼりしている私を、友人が慰めてくれた。
しかも美味しいご飯まで食べさせてくれた。

閉じこもっておらずに出掛けなさいと言われたので、今日は上野へ行ってきた。
(せっかく来てても、他に思いつかないなあ…)

本当は、国立博物館正倉院展にも行きたかったのだが、まず朝の時点で国博のHPを見て引いた。ほんの10日ほどで、入場者が10万人増えている…。そんなに集まるとは!
(注:私の住む米子市の人口は、147861人です。たったの。)

そして上野駅についたら、平日なのにすごい人。
これ、東京の方からしたら当たり前なんでしょうね。
チケット売り場に行列。山陰では絶対ない。
近くにいるおじさんが、「みんな正倉院展だよ~」と言っているのを聞いて即座に諦めた。

西洋美術館はごくごく普通の人出で助かった。
サラッと見て回り、お目当ての絵を目指す。
出版物などでよく目にする絵ばかりだが、実物は違う。

私が絵画に目覚めたのは、上村松園の「序の舞」を見たことがきっかけだった。
2000年に岐阜県美術館で開催された「東京芸大美術館名品展 近代日本美術―不朽の名作」でのこと。
当時長女がお腹にいたのだが、ずいぶん長い時間、絵を見ていた。そこから動けなかった。
あんな衝撃を探して、美術館に足を運んでいる。

調べてみると、出産直前に展覧会に行っていることが分かった。なんだか感慨深い。

さて、展覧会を見て図録を買って…今日はそれだけだった。
今日の展覧会の余韻を、図録を読みながら味わおうかな。

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