蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№128 久々のゼミナール

久しぶりの投稿となる。

「インターネットの世界は恐ろしい」と感じる出来事があり、メールも1日1回チェックするかしないかというデジタルデトックス状態で暮らしていた。
ある方のお声掛けをきっかけに、再度、こうして言葉を綴っている。

今月から、ここ10年ほどのライフスタイルがガラッと変わりそうである。
ヨーガをお教えすることを仕事として10年やってきたが、そもそもヨーガを始めたのは自らの意識の変容の一助となればとの思いからだった。その、そもそもの動機に近い形でこの実践方法を用いることになりそうだ。

ごく厳選した指導の機会はこれからも持っていくし、新しい生活における気付きが、指導に良い影響を与えるであろうことを、クライエント様には期待して頂ければと思う。

専門性は大事にしつつも、「ヨーガ」というタイトルに拘らない表現方法を模索していきたいという事と、クライエント様ご自身が、ご自分自身をよく理解し、選択的に自らの心身の扱い様を改めて考えて頂きたいという事を頭において、活動をしていくつもりだ。

さて、ほんの数分前に、加藤洋平先生のゼミナール第1回目が終了した。
ブログの日々の継続を促して頂いたのに、ある出来事がきっかけで止まってしまっていることに関して申し訳ない気持ちもいっぱいなのだが、このタイミングで再びゼミナールを受講できることをとても嬉しく思っている。

この度は、6月に改訳・復刊された「インテグラル理論」出版記念ゼミナールで、監訳の労を取られた加藤先生と共に、この書籍を読み込むというもの。
ひとりでサラッと読むだけではもったいないし、ウィルバーの本は一度読んだだけでは理解しきれないので、こういう機会は非常に貴重である。

30数名の方とご一緒させて頂き、うち2名の方とはグループでの対話もさせて頂いた。
鳥取県に住む私にとって、このような形態の学びの場は本当にありがたい。
ちょうど昨年の今頃から、自分自身の仕事のやり方について深く悩んできた。約1年が経過したところでこの本を読み、この間の経験を俯瞰して、これまでとは異なる解釈を与えてみたりしている。

先月、筝曲の資格も取り、これから、ヨーガや茶道の素養と併せて、自分に何ができるのかを考え直す時期に来ている。不思議なものでこのタイミングで新しいお役目を頂いたので、ここからまた10数年をかけて、これまで積み上げてきた実践をどのように生きることに繋げ、表現していくのか、関わって下さる方々と共に、新しい世界を見ることができればと思う。