蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№108 音の名前

5月4日分

午前中、レッスン。
情熱をもって、こつこつやり続けなければ救われない。

「いいことがあるならやってもいいけど」という取り組みの仕方と、
「何がどうなるかさっぱりわからないけど、やります」というのでは、違う。
脳の活動部位も異なるらしいと、先日読んだ書籍にあって、納得した。
同時に何か大きな目的のために、自分の時間を使っていると信じていたい。

楽理集中勉強 二日目。
ここ数年の出題傾向と、2006年頃の出題の難易度が全く異なる。怖いくらい簡単になっている。受ける側からすると助かるのだが、いったい何があったのだろうか。

勉強を兼ねて、ここで邦楽の音名について書いてみよう。
いわゆるオクターブを邦楽では「十二律」という。
Dを最低音として順番に美しい音名が付いているので、まずこれを覚えねばならない。

壱越 いちこつ
断金 たんぎん
平調 ひょうじょう
勝絶 しょうぜつ
下無 しもむ
双調 そうじょう
鳬鐘 ふしょう
黄鐘 おうしき
鸞鏡 らんけい
盤渉 ばんしき
神仙 しんせん
上無 かみむ

これすら覚えずに演奏をしてきたということ…
今はチューナーという賢いものがあるので、そんなことができてしまうのだが、使われないことで耳が鈍くなっているのが分る。昔は音叉で調子を取っていたと聴くが、それだと途中で挫折していたかもしれないので、便利な世の中に感謝。