蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

№71 人体ちくわ理論

昨夜の夢。
何やら寮のようなところで、皆、持ち物を気にしている。
異なる場面では、工芸品を売っている大きなお店。
帰ろうとすると、後ろから知人が声を掛けてきて「お勧めの防具袋があるよ」という。
革製の上質なものだった。一緒にいた娘が、見本の品を手に取って調べている。

まだ、夢をストーリー全体としてまとまった形で覚えておくことができません。
昨夜も1時に目が覚めました。
ここのところの懸念事項があり、それを解消するための手立てを考えてしまいます。
今朝、その案件については連絡を済ませたので、あとは現実的に生じてくることを一つずつ処理するだけです。

今日はアーユルヴェーダの浄化法について少し書き留めておきます。
「人体ちくわ理論」をご存知でしょうか?
ちくわの穴の部分を、人体「口~肛門」と考えます。
皮膚に当たるちくわの表面と、腸に当たる穴の中の表面は裏表なので、ひっくり返すと同じものです。ですので、皮膚に症状が出ているときには、腸が汚れていると考えます。
ちくわの身の部分にもアーマと言われる毒素が溜まりますので、様々な方法でこれを体外に排出しようとするのが、アーユルヴェーダの治療・養生です。

「血が濁る」という何とも恐ろしい表現を、先生はされていました。
これは、糖分・塩分・酸っぱいものの過剰摂取で起こると言われていますが、過食でも同じことになるのは想像がつきます。
濁るという言葉の意味するところは、血液成分のバランスが崩れる(例えば血糖値が異常にあがるなど)を意味しているのかなと考えます。

治療は浄化によってなされます。
食を軽くする(断食含む)
良質な油分を十分に摂取し、排泄を促進する
細胞組織内の毒素(アーマといいます)の排出促進のためにオイルマッサージ(アビヤンガ)を行う
白湯を飲む(毒素が溜まっていると、白湯が美味しく飲めません)
口腔内に排出されたアーマを体外に出すための、オイルうがい(ガンドゥーシャ)
などなど、様々な方法があります。
鼻(とその奥)も掃除します(ネティ、ナシヤ)。

治療は各人の体質によって選択され、万人に合う方法は無いとされます。
断食についても、何日までなら良いかということを体質に応じて決めます。
生まれつきの体質のことを「プラクリティ」と言います。
日々変わるものを「ヴィクリティ」と言います。
netでチェックできるサイトなどもありますので、ぜひご自身の体質を調べて見てください。きっと養生のヒントが見つかるはずです。

このようにアーユルヴェーダは、からだを浄化し、日々を健やかに過ごす養生法を教えてくれますが、最も大切なことは心の浄化です。
瞑想やマントラ詠唱で心を日々洗うこと、付き合う人を選ぶこと、読む本を選ぶことなどを教えています。ホラー映画や怖い小説は読んじゃダメだよ!と言われる、先生の心配げな表情が今も印象に残っています。

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