蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

九州上陸に伴い、思い出すこと

18歳の時以来、初めて鹿児島に上陸しました!
そもそもが長崎県出身なので、九州に戻ると懐かしさが溢れます。
なんというか…山並みが違うんです。

先程まで鹿児島中央駅にほど近い「梅吉」さんでお食事を頂いていました。

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普段、焼酎を呑むことはあまりないのですが、ご亭主のお勧めに身を任せ、美味しい芋焼酎を頂いてきました。
鼻に抜ける芳香に、過去の記憶が呼び覚まされるようです。

この、鼻に抜ける芳香を感じると、ずっと昔、泡盛を呑ませて頂いたことなどが思い返されます。とてもお世話になった上司が、沖縄の方でした。
あまりにも突然に、早すぎるお別れをせねばならなかったその方と、もう泡盛をご相伴することはできないけれど、こんな香りを聞いた時にはどうしてもその方のことを思い出します。

どんなに辛くても、この世界で生きることを諦めて欲しくなかった。
あなたのように、壁にぶつかってこの世から去ることを想起している人に出会ったら、私は全力でそれを押しとどめたい。
生きることは時に楽でないけれど、それでもここでこうして生きることに意味を見出して欲しい。
楽であるために、生かされている訳でないということを受け入れて欲しい。
今、私はそれを伝えるためにこの仕事をしているんだよと言ったら、何と応えてくれるだろう。
性急に違う世に去ってしまったその人を、私は許したくない。

年老いるまでずっといつまでも、話を聴いてほしかったなあ。