蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

心の闇の意識化

ヨーガを実習するときに、「意識化をせよ」ということをくり返し言われて、初心者の頃はその言葉にうんざりするような気になることもありましたが、この「意識化」と、その意識したものを冷静に見つめる「客観視」の視点がなければ、心身の癒しは起こらないのでした。

今の自分の体の感覚を改めて感じることから、意識化・客観視の練習を続けていくのですが、それができるようになったら「自分の当たり前」を意識することを繰り返し行っていかねばなりません。が、今、自分が意識できていないものに改めて意識の光を当てていくのはとても難しい。

日常生活で起こることは、自分という存在の中にある影に気付くサインであるはずなのですが、そのことを忘れてのうのうと生きてしまっていたことを気付かせて下さった方がありました。
受け止めるのに力を要することを、ちゃんとそばに座って、生の言葉で伝えて下さったその方と、その方のお言葉の後ろにおられる方々のことを思うと心が温まります。

こんな自分ではダメなのではないか
今のままではダメなのではないか
という不安を手放して生きた時、人の内奥に存するアートマンが輝くのでしょうか。
修行は繰り返し、という言葉が胸に沁みた日でした。

 

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神戸の御影公会堂です。