蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

何故あんなことができてしまうのか

人の心の不思議さを知りたいが故に、歴史にとても興味があります。

今年7月に仙台で行われたヨーガ療法学会・研究総会には、アウシュビッツ博物館唯一の日本人ガイドである中谷剛さんにご講演頂きました。
「なぜヨガの先生の集まりに僕が?」と中谷さんも仰っていましたが、この言葉が、多くの皆様が思うヨガと、私たちが追求するyogaに乖離があることを物語っていると感じます。

「なぜ人は、自分以外の人にあれほどひどいことができてしまうのだろうか」
という謎は尽きず、もしそんな状況に自分が置かれた時には、恐怖や戸惑いから自動的に反応してしまうのではなく、今生を擲ってでも大切なものに殉じる生き方ができればいいのに、という思いから繰り返し本を読んでいます。

2015年7月に初めて手に取って以来、数回読み返している、ローラン・ビネ著「HHhH プラハ、1942年」。
ユダヤ人大量虐殺の首謀者・ハイドリヒ暗殺に携わった二人の青年の物語です。
映画化権も売れているらしいとあとがきにあり、ずっと待っていたのですが、ようやく日本公開されるとのことです。

青年たちを匿い、連行直前に自殺したモラヴェッツ夫人。
仲間を裏切り、100万マルクの報奨金を手にしたけれど、レジスタンスによって処刑されたカレル・チュルダ。

私はどちらのように生きたいのか?
いつも考えていなければ、生体としての「逃げる」反応に支配されて、後から後悔するようなことになるかもしれない。
なので、今日も本を読み、考え、目の前の方に話をします。

自分のストレス反応は自分で何とかしたいと思いつつ、もっと些細なレベルでは悩んでばかり。
寿命が尽きるまでに、今より成長していたいと願いつつ…



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