蓮は泥中より発す

अद्वैत :非二元に還るプロセスの記録

読書

№657 本から本

わが鹿の水飲むところ眠るところ誰にも告げぬ美しき谷 松村由利子 5月10日 母の日だから、ということで昨日は長女ぶーちーが来てくれた。まずは一緒に品川駅に行って美味しいものを調達。昼から部屋でビールを飲もうということで、そういうチョイスでいろい…

№656 ハハの日

ここよりは深き森なり精(しょう)となるものたちのために道は続けり 佐藤よしみ 5月9日 今日は母の日らしい。長女ぶーちーから昨晩連絡があった。LINEで「母の日」という言葉が出ると茶色いクマがカーネーションをもって現れる。びっくりして「ハハノヒ!」…

№639 時間の不思議

寒天の闇わたりきてすれ違うたましひの芯光り合うまで 竹山広 4月22日 アサイチで柔道整復のセンセイ(Raja Yogaの大先輩)のところへ伺う。月に数度のメンテナンスだが行けば何かしら見つかる。今回は首がヘンだったのでひさびさにグキっと直された。このま…

№637 意味を帯びる

たったいまきみがはずした腕時計その円周がぬくいうれしい 佐藤弓生 4月20日 みなさまこんにちは。フラフラしてますか? 東京に滞在していてもとっとりに帰ってきてもフラフラしている私は、本日一歩も外に出ず、片付けやら衣類をはじめとするモノの手入れを…

№612 印象にのこる春

とびはねている犬 こども 全世界共通語 ねえ、ひかりましょうよ 笹井宏之 3月26日 “一筆書き人生”を是としている私。行って帰ってクルっと一周しながら用を済ませたい。という抑えがたい欲求のために、ここ二日JK剣士を送って行って近くで読書をしながら待機…

№564 女性であることが誇らしくなる

もういやだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい 2月6日キャサリン・ブラックリッジ著の「ヴァギナ 女性器の文化史」という書籍が最高におもしろかった。女性は皆が読むといいと思う。ほんとに、強くお勧めしたい。昨年夏から女性が書いた女…

№544 経糸(たていと)

わたくしはわたくしだけの河にいく ゆめのほとりのきみに逢ふため 中山明 1月15日 最近夢の持つパワーに圧倒されているので、すぐ記録できるようノートを枕元に置いて眠る。 日常での懸念事項に対して、間違いなく内的な示唆を与えてくれている気がする。ど…

№536 リアルに触れたい

" data-en-clipboard="true"> ここにいてここにはいない読書家をここに連行するためのキス 木下龍也 1月8日 朝方雪が止んでいたので、猛烈に外に出たくなった。 我が家はお師匠様のお宅に非常に近いが、壺井家御用達の今井書店にも近い。そして米子市の飲み…

№528 節目ではある

冬銀河古く新しき光なりいのち以前のいのちかがやかす 伊藤一彦 新しい歳が始まった。とは言え、日本の暦では2月初めまで子年が続く。 昨年、血のつながりがないとはいえ、親族よりも親しくさせて頂いた人を見送った。残念なことに、他にも数名の方とお別れ…

№497 過去の美しい響き

封筒を開けば君の歩み寄るけはひ覚ゆるいにしへの文 与謝野晶子 JK剣士は急病である。公式発表によると。 昨夜、「明日休ませて下さい。お願いします。」と言われたのだが、ママにお願いされてもなあ。理由は、読書がしたいから。ほら、今あれですよ、魔法学…

№484 生きることの喜びを

風を浴びきりきり舞いの曼殊沙華 抱きたさはときに逢いたさを超ゆ 吉川宏志 昨日は、長女と二人、最寄りの書店併設のカフェで、おいしくはないコーヒーを飲みつつ読書。気分転換に書店内を散策(ハンティング)したところ、「女性の健康」の棚に興味深い本が…