蓮は泥中より発す

心身一如に生きるヨーガ教師の日記

No. 716 雷雨、猫の悲鳴

千切れつつ増えゆく雲を眺めをり 人に生まれてからといふもの   筒井宏之

 

 

7月14日

日曜に帰宅し、三日間休養していた。
帰宅した時には雨も上がっていて、大雨洪水警報の影もなく非常に蒸し暑かった。東京滞在中は肌寒くて上着が欲しいくらいだったので、この蒸し暑さがなんだか懐かしいような気がした。

JK剣士は先週の水曜から学校に行っていないという。ずーっと警報が発令されっぱなしだったからだ。日曜の部活だけはあったそうだが、その時先輩Aちゃんと「警報解除し忘れたんじゃないか?」と話していたらしい。でも決してそんなことはなくて、母が伯備線特急やくもで帰宅した時にも中部(倉吉)方面の電車は不通だったし、翌月曜も早暁から大荒れの天気だった。

JK剣士が一人で留守番していた時心配で何度か電話したが、「雨のなか外に出ているあんちゃん(猫・さび)の方が心配だと言っていた。大荒れの月曜の朝、母は「こんなことになっていたとは!」とその風雨と繰り返す稲光と雷鳴に慄いたが、何より魂消たのは雷と共に聞こえてくるあんちゃんの鳴き声だった。たぶん朝4時頃だったと思う。ピカー!っと光り、ドーンと落ちる雷の音と共に「ニャアー!!!」という鳴き声(悲鳴?)が聞こえる。あんちゃんはどれだけおバカさんなのか。こんな天気の日に外に出るなんて。さすがに聞き捨てることはできず、ガバッと跳ね起きて窓を開けるとびしょ濡れのあんちゃんが駆け込んでくる。それを捕まえて猫専用バスタオルで拭いてやろうとしているのにあんちゃんは嫌がって抵抗する。やれやれである。その後、激しい雷雨の音を聞きつつ布団の上ですやすやと眠る二匹の猫を見ていると、なんとも言えないゆたかな気分になった。

 

さて、足の怪我は完治だいたい二週間だった。わずかに踵(患部)に常ならぬ感覚がありはするが、ある日(二週間と数日後)突然痛く無くなった。ほんとに突然で笑ってしまうほどだった。
今朝は鍼灸治療の日だったのだが、十日ほど前から続く胃の支えの原因がわかった。この度は肺の不調である。とあることで(それは私の妄想だったのだが)悲しい思いをしたのが原因らしい。人の思考のちからの、恐ろしいほどの威力。特に心して思考を制御せよとマスターマリコにご注意を受けていたのに(私は想念の力が怖いほど強いらしい)。ということで明日は久々にマスターマリコとのセッションである。靈氣の師ともちゃんとワークしておかなければね。

 

 

No.715 人体実験  

朝がくるまえにあなたの窓という窓をみがいて帰りますから   笹井宏之

 

 

 

 

 

7月10日

今日は広尾のカフェへ。ヨーグルトがご自慢だそうだ。でもヨーグルトはサイドメニューのようで、それを真正面からドーン!と受け止め難い空気を感じ、やむなくスープランチを頂戴した。おいしかったけれど、門脇珈琲のようにウリをそのまま「これでもかあ!」というほど味わいたかった。何しろ門脇師匠のところでは、コーヒーを3杯も頂きそれが当たり前の空気感だから。

ウリを売るっていうのは簡単なようでいて難しいらしい。でも色気は素敵な紳士とデートするときだけ発揮すればよくて、それ以外の余分な色気は事故の元だ。だから他のことは全然何もできないような涼しい顔をしていればいいんじゃないかな。小器用に生きれば自分を傷つけることになる。そんな気がする。

 

JK剣士は警報解除になってようやく登校したらしい。JK剣士ひとり、猫二匹で豪雨の中留守番するのは本当に心細かったと思う。一緒にいたら温かい美味しいものをたんと食べさせて、BBC版「シャーロックホームズ」を見て、猫も一緒に丸くなって眠ったのに。家庭というのはしっかりしたものに見えて案外脆弱なものだ(少なくとも私にとっては)。確かなのは一人一人の掌のぬくみ。明日帰るから、JK剣士をしっかりハグしたい。

ちなみに今日は長女と一緒に五反田の萬龍軒に行った。東京でのお父さんがわりの人と一緒に。食事の後オンラインレッスンが入っていたのに、紹興酒をたくさん頂いてしまった。体操のセッションを飲酒後にやってしまったのは生まれて初めてで、具合が悪くなったりはしなかったが終了後に顔色が真っ青になっていた。血圧などの関係だろうか。やっぱり昔からいけないと言われていることはやったらいけないんだな。これも人体実験で、経験。

 

ここでもカミナリが光り、強い雨が降り出した。
雨は嫌いじゃない。でもカミナリが鳴るときは、あたたかいいきものがそばにいてくれたらと思う。

 

 

No.714 せめて口惜しいと

顔をあらふときに気づきぬ吾のなかに無数の銀河散らばることを   筒井宏之

 

 

 

7月8日

PCが新しくなったので、これまで面倒でやっていなかったファイルの整理をしてみた。

最後は案の定写真を見たりしてなんの仕事にもならないのだが、子供たちが小学生の時に上京した折のスナップなどを見て「おお!」とか「へえ」とか一人で騒いでいた。

そしてまた、JK剣士がまだJKじゃなかった時の公式戦の動画を見てしまった。
ジュラシックパークに登場する生き物のように気勢が漲っている雄叫びを聴くと、私はいつもぐっと胸が詰まって涙が出そうになる。

今年の11月に新人戦があるそうなので、それがたぶんJKとして最初で最後の公式戦になるんだろうな。JK剣士としての勇姿を見たかったな。どんなにボヤいても詮ないことではあるけれども、7歳からの弛みない彼女の取り組みに、本当だったらあるはずだった花道が与えられなかったのは口惜しい。そしてこんなことに「悔しい~」と言ってやれるのも母だけだと思うので、盛大文句言ったろうと思う。

 

7月9日

今朝ホテルのまわりをふらふら歩いてみた。1階レストランの周辺などには緑がいっぱいで、何が植えてあるんだろうと観察してみた。正直言ってこういうところに植えられている西洋風の木のことはよくわからないのだが、流儀花のお稽古を始めた頃なんて植栽どころか花の名前もわからないし興味もないし、それで茶室でお花を拝見して「うーん」と唸っていたことを思うと興味を持てるだけでも進化したなと我ながら感心した。

その時実は人を待っていたのだが、すずめが二羽で遊ぶ様子を眺めたり木を観察したりしている間にどうやら虫に刺されたようである。先程入浴しようとして気づいたのだが、顔も含めて5箇所も刺されている。いい大人のくせに甚だ恥ずかしい。都会の虫は山陰の虫と違って自己主張をしないらしい。山陰の蚊は「ここにきたぞ、刺すぞ刺すぞ」と音で知らせてくれるので非常に紳士的で親切であることがわかった。

 

 

ふだんあまり私と接触がない人は、私のバーン!とした強い性質をご覧になって、それに対していろんなことを思っておられるようだ。今日は長女とランチをしたのだが、この娘は三つの稽古ごとでの姉妹弟子でもあるので、同じ師匠の薫陶を受けた者として繊細な話題を共有できるように思う。茶や花に向き合うシーンでは最大限の繊細さを発揮して生きていると思うし、もうこのとりくみも長いのでそれは生活に浸透していて付け焼き刃ではない稽古をしていると思っている。そうでなければ稽古場で普段の生活が透けて見えて恥ずかしいから。稽古は稽古場だけでするものでないことくらい流石にもうわかっている。そういうライフスタイルが私の調和をもたらしてくれていると思った。

いよいよ茶でもお教えしたい気分である。そうか、こいつはこんな側面があるのかと、びっくりする人があるかも知れない。

 

No.713 皆、良かれかし

幾千もの星のひかりに切られゐし冷たき頬へシーツをあてる   筒井宏之

 

 

 

7月8日 

年に一度恋人同士が邂逅するという夜、曇っていて星は見えなかった。
長女のために七夕に因んだ可愛らしいパッケージの菓子を買ったので、遅ればせながら渡さなければ。

 

 

山陰では大変な雨とのことで、何人もの方からご心配頂きありがたかった。
JK剣士は警報発令のため休校となり、強い雨の音で朝早く目を覚ましたと言いつつも元気にしていた。我が家の猫たちは外に出たそうな顔をしつつも、窓を開けてやると雨に慄いてその場に蹲るという。

 

 

 

一連の変化が私には訪れていて、私のことを気遣ってくれる方々からいくつかの助言をもらった。
このBlogは規夫師匠に強く勧められ、洋平先生に背を押されて始めたのだが、この取り組みは一定の変化を私にもたらし、同時に少し厄介な事態にもなっているのだった。

ここで私は意図的に美しく形造った世界(=森のヒグマ的世界)をお見せしていて、それは本当の私とは違う。このことをわかった上で面白がってくれる粋な人もいるかと思えば、虚構を真にうけている方も現れてきて困惑している。どんなふうに読んでもらっても結構なのだが、遠くから響いてくる木霊を聴くたびに徒労感が増す。言わば森のヒグマ対森のこりすの仁義なき戦いが今始まっているのだが、闘っているのはどちらも私なのだ。

なのでこのBlogとの付き合い方を、これから少し変えると決めた。

ごく親しい信頼する方々のお声を掬い上げると「すっぱりやめろ」というお声が八割、「のんびりやんなさい」というのが二割というように認識している。

ただここでこうやって言葉を綴ることは私にとって洋平先生とのお約束であるし、年がら年中ふらふらしている母の安否確認を大事な娘がしてくれていることでもあるので、何年か前にこのBlogを始めた時のように「洋平先生とS子さんしか読んでないし」という心持ちでのゆるやかな継続をしようと今は思っている。これは「森のこりす保護活動」であり、いつまでもここにエネルギーを投入していたら書くべきものが書けないし、今のままでは私の何か(こりす的実存)が壊れる。

 

 

ちなみに七夕の昨日は表参道にいた。
数年間愛用してきたPCについて、狂信的なMac信者から「DELLなんて使ってんじゃねーよ!」と罵倒(ご指導?)され、あれよあれという間に生まれて初めてのMac Storeに立っていて、Mac Bookを手にしていた。以前のDELLは元Panasonic社員に勧められたもので、身近には元富士通社員もいたりしてずっとMacから遥か遠い場所に生きてきたのだが、まずJK剣士が信者になったことから世界が変わっちゃったし、そういえば春樹(*私は筋金入りの村上主義者だった)もずっとMac信者だったんだよな。

 


七夕だから短冊にお願い事を書いたよ、という人がいて、その人の願い事をお聞きしたらやっぱり自分以外の人のことだった。この人のことだからきっとそうだろうなと思ったけれど、やっぱりそうだったとわかった時、心の中は満天の星空になった気がした。私が書くとしたら何がいいかなあと思い、「誰しも皆良かれかし。幸いであれかし」と書きたいとふと思ったそのことが、その人のお心と触れ合った気がした。

「良かれかし」と祈るその”誰か”のなかに、あらぬ妄想を抱く人も、自分のことも含んでいたい。

 

 

№712 安全なねぐら

なんといふしづかな呼吸なのだらう 蛍の群れにおほはれる川  筒井宏之

 

 

 

 

7月6日

梅雨らしい暑苦しい日。ここ数日気温低めで、蒸し暑い米子で調えた旅支度の中身はどれもこれもノースリーブだったという悲惨なことに。「どこかに貼るカイロ売ってないのかな」と思い、人知れずワンピース等の下に(パンツのお尻の部分とかに)ペタッと張り付けておきたい気分だったが、今日はいい。ノースリーブ日和だった。しかしまあ、何か軽い上着でもちゃんと入れておきなさいよと自分を叱ってやりたい。だいたいいつも無駄なものを運んできては後から反省しているが、今回は逆だったね。

 

 

さて、三日間のうち二日を巣鴨で飲んでいた私。しかも同じお店で。
そのお店には看板猫がいるという噂で、猫トイレもちゃんとそこにあるし食べログにもその存在が記されているのに、残念ながら私はその子とリアルに遭遇したことが無かった。出張中猫に飢え、もふもふ禁断症状が出そう。今回こそは会えるといいな、会いたい、頼むからいてくれ、そしてだっこさせろ!と思っていたら、念が通じて会うことができた。


豊満なボディ。私に抱きかかえられそうになって逃げてみるのだが、豊満すぎて動きが緩慢で容易につかまえられる。「にゃーん」といいつつ身をよじるものの、飼いならされちゃったイエネコのやる気のない抵抗って感じ。日々、トカゲやヤモリを血祭りにあげている我が家のニシキマチヤマネコ・あんちゃんのパワーに比べたら80%減。しかしあんちゃんの毛量がもふもふだとしたら、この子はもっふもふで豊満度はMaxである。お名前も大山乳業白バラミルクの本家本元の生産者さんであるあの生き物に由来しており、しかも柄がそのままホルスタイン。だんだん暑苦しくなるこの季節は換毛の真っ最中で、その日着ていた黒い服に毛がいっぱいついてしまったが、そんなのぜんぜんいいもんね。いやー、可愛かったな。まただっこしたい。

 

二回の会食(反省会?勉強会?)の参加メンバーはインテグラル理論×規夫師匠でゆるーく繋がっていて、どちらも上質ですごく楽しく、同時に唸る。どの人もこの人もほんとにすごいけどみんなほんとに変わり者だ。だからこそこういう一風変わったコミュニティはすごく大事で、変わり者仲間を守りつつ優しく育んでくれる。

 

 

数日前、ひょんなことから自分という存在の泥のなかにある影が動いた。数日が経過した今ふりかえると「なんでまたそんなことに、そこまで」と情けなく、驚くが、ここが心身に巣くった情動のパワーの凄いところ、そして怖いところだろう。

耳がカッと熱くなり体のなかになにかが蠢いて、心素のなかで緩く関連づいている過去の不快な思い出が芋づる式に連想ゲームのように湧き上がり、過去そのときの身体の感覚を一緒に連れてくる。いったんは理性で収め、リフレクションジャーナルのなかで理性的に片を付けたと思ったものの、規夫師匠にそのことに関連づいた懸念事項をご相談したらまた燃えあがってしまった。

 

もういったい自分が何に対して反応したのかもわからなくなり、日々きちんと落とし込むことができなくてモヤモヤしている些細な事々が関連づいて大爆発した。そして身近な方々にすごくご迷惑をかけてしまった。

 

規夫師匠は、いつも私にとって必死に頑張ってやり続けてきたことを「もうやめろ」と言ってくれるひとである。「やめろ」と言われることは、やっていて人に褒められる類のもの。かつて毎日1時間とか座って(瞑想して)いたのにやめろと言われ、その訳もちゃんと話してくれた。頑張ってここまでにしたものをやめるのにはすごく抵抗があるし、やってきた自分に酔って頭がおかしくなっていることに気付けない。ここに冷や水を浴びせてくれるのはいつも規夫師匠である。世の中が「がんばんなさい」といって尻を叩くものを否定し、「そんな努力を続けているとかくかくしかじかでこんなふうになるぞ」という指摘が自分の心の奥底にグサッと刺さるから、「やめろ」というアドバイスを受け容れてきたし、努力を辞めることを通じて違う世界を見ることができたと思う。

 

今も、あることを「やめろ」と言われ、それは私がここまでにするのにほんとうに努力をして骨身を削ってきたものなのだった。ようやくここまでにしたのに、という想いと、ここまで頑張ってきたから起きているマイナス要件に私も実のところ薄々気付き始めており、今回動揺した一件とそのマイナス要因は奥深いところでつながっていて、私が実存的な統合(そんなことが可能だとしたら)へ至るためにどうしても受け容れなければならない気付きだった。

 

とまあこんなワケわからんことを書くと「つまらん」と叱られそうなのでここでやめておくが、要するにがんばりすぎても自分をほんとうの意味で滋養してくれる境地には至れないのだった。上昇と下降の道があるのに、片方ばかりをがんばり続けてきた。手を放して人に甘え、そのままの自分を諦めて受け容れていくことが上手にできるようになるのにいったいどんなことをしたらいいんだろう?

 

でもとにかく今回はチームメンバーのお二人にめちゃくちゃ迷惑をかけて、それでも自分はここにいていいんだと思わせてもらった。一匹狼だったものが安全なねぐらを見つけたような気持で、深く、心から深く感謝している。今回のことは、後々私にとって深い意味を持つ重要な経験になるだろう。ほんとうにありがとう。

 

 

 

№711 クロウサギin奄美

前(さき)の世に出逢ひてゐたるあかしかと思ふ なにか君が懐かし 筒井宏之

 

 

 

7月5日

おともだちが奄美大島に行くという。奄美大島と言えばアマミノクロウサギです。知ってる?と訊ねると「なんとかのシロウサギしか知らない」と仰る。


なんとかのシロウサギってうち(鳥取)のやつ。因幡の白兎。今で言うと鳥取県東部(鳥取市の方)にあたるところで起きた(らしい)大事件の主人公ですね。それはタダのウサギなので小学校でもふつうに飼われているが、わに(サメ)を騙すとはけしからん、悪がしこいやつである。しかしツメが甘い。そんなことだから、身ぐるみ(毛皮)をマジで剥がされて血まみれになってしまう。しかしお蔭で「なんとかのシロウサギ」というレベルで日本人のDNAにインプットされているのだから、身ぐるみ剝がされた甲斐があったというものだろう。詳細をお知りになりたい方は「古事記」上巻(神代)を読んでね。

 

 

そう、アマミノクロウサギ。数年前、鹿児島旅行をした際にその存在を知った。38-51㎝くらいの体長で、毛が黒く耳が短い。絶滅危惧種IB類に指定されており、世界中で奄美にしか生息していない固定種である。

 

なんだかこういういきものって心惹かれる。JK剣士はいきもの全般に対する愛が深いこともあり、ハハへのLAみやげは木彫りのキウィだったし、我が家の飼い猫ういろ(サバ柄・雑種)を褒めるときには「ニシキマチヤマネコ(うちが錦町だから)」といっている。どこだかのヤマネコのような精悍さはサッパリないのだが、最上級の愛情を示すためにそのような無理のある表現をしているんだろう。なので奄美と聞くとクロウサギが気になって仕様がない。「クロウサギグッズ買ってきてね!」とおねだりした。そんなのほんとにあるのかどうかもわからないが、期待しておこう。わくわく!

 

 

2日の午後は麹町から赤坂見附に流れタリーズコーヒーでブログを書いた。そうでもしないと夜ホテルに戻ってからでは使いものにならないのがわかっている(案の定、完全に使いものにならなかった)。赤坂見附で長女ぶーちーと待ち合わせ。健気なぶーちーは朝早くから広尾で働き、午後いっぱい赤坂見附の某マスターのアシスタントとして働くそうである。実に働きものである。毎日ふらふらしている誰かさんとは大違い。


その後、山手線の北の方の駅近く、オヤジの聖地のような居酒屋で、先日行われたイベントの厳しい反省会と、ピンチに際してみんなを救ってくれたMおさんに対する感謝の宴を開催。そのお店では「2時間縛り」を受けたが、そのあとふらふら~と徒歩0分数十秒の居酒屋での延長戦は時間無制限だった。この2次会で衝撃のミッションを与えられたが、それは明日以降に書くことにしよう。

 

ところで今晩、この2時間縛りの方のトラディショナルな居酒屋でまたマジメな勉強会があるのだが、ご参加の方はジェットヘリで来られるという。ヘリ降下時の騒音に気をつけます、とのことだったので(パイロットに重々申し付けます的な?)、同じく降下時のダウンウォッシュで周辺のオヤジをふっ飛ばさないよう要請した。よろしくどうぞ!

 

 

 

№710 熊派閥こわい

そのみずが私であるかどうかなど些細なことで、熟れてゆく桃   笹井宏之

 

 

 

 

7月3日

今朝も雨だったね。最上階の大浴場に露天風呂がついているのだが、1階のレストランのたぶん換気扇から流れ出る油脂の匂いがイヤで、朝は利用しないようにしているが雨だと断然マシである(そんな気がする)。

朝はPranayamaの時間なのでできれば清涼な外気が吸いたい。外気の方が汚いという意見もあるが、私が吸っているのは空気じゃなくてあくまでもPranaなので、澱んだ室内の空気などよりも外気の方がいい。たぶんこういったおかしなこだわりは「気がするだけ」であって、この世のどこで呼吸してもPranaは絶対者ブラフマンと共に万処に遍在しているからほんとは何の関係も無いはずである。だからこれは単に私のくだらないこだわりで、Yogaを行じることでこういうおかしなこだわりは一つひとつ無くしていかなければならない。ということでまだまだ私のYoga修行は道半ばなのであってまだまだ死ぬわけにはいかない。

 

今朝は朝9時から麹町でリアルセッション。リアルの開始時間としてはべらぼうに早いが、これが夜の予定にまでちゃんと絡まり合っているので早くてOKである。シンクロニシティが起きているのかあれやこれやが万事OKになることが多く、実におもしろい。

 

昨日は恵比寿をふらふらしすぎて足が痛くなりションボリしていたが、今朝起きると昨日より格段に楽になっている。受傷から二週間が過ぎ、途中の対応が悪かったことも乗り越えて粗雑体は回復に向かってくれているらしい。よかったよかった。はじめの1週間「やりすぎか?!」と思うくらい施術を受けておいたのがよかったのかもしれないが、常々「やりすぎもよくない」とご注意を受けていることから考えると、やりすぎて回復を遅らせちゃった可能性も無きにしも非ずである。でも治ればいいんだから結果オーライだよね。

昨日、恵比寿で菓子折をゲットするミッションがあって、ちょっと調べていたらシロクマのかき氷が出てきた。ミッションとは何の関係もないが、写真に写っているクマが滅法かわいい!ジャパニーズアイス〇花なるお店で、ジャパニーズアイスというのが要するにかき氷ってことか?

例の天文館in鹿児島のしろくま(氷白熊)よりもずっとシロクマらしく、世界最大の肉食獣らしくない愛くるしさが表現されている。クマのマズルの部分はアイスクリーム、目と鼻はレーズン、耳はミカン(かんづめ)。アイスクリーム・オン・かき氷、という冷えて冷えてたまらないくみあわせで「かわいい~!」と思いはしたが「たべたい~」とは思わなかった。


なにしろわざわざ本家本元・天文館むじゃきの真ん前まで行きながら「ひとり1しろくま(=ひとつのしろくまをグループ全員でシェアとかしたら許しませんよ)」というルールを知って躊躇し、結局あんなに「しろくましろくま」と騒いでおきながら、鹿児島滞在中一度もしろくまを食さなかったというあるまじき行為に及んだ私。かるかん(餡なし)は2回も食べて、焼酎は毎日浴びるように飲んでいたのに、たかだか冷たいスイーツを食べる勇気も出ないとはまったくもってけしからん。


でもかき氷という食べ物は、エアコンの効いていない空間で食べないとダメだと思うのである。私が愛くるしいN崎H高等学校のJKだったころ、吹奏楽部の先輩たちと通ったかき氷屋さんで食べた氷は美味しかったな。扇風機が回っているけどみんな汗だくで、食べてる端から水に戻っていく氷。ところが今のカフェのように涼しいところだと1/3にも達しない頃から体が冷えて咳が出て「もういい、あったかいものが食べたい…」と思う。そもそもアーユルヴェーダのナンチャッテ実践者としてこんな食べ物を食べてることがバレたら、バット博士に破門されてしまう。スイカですら室温に戻してから食べ、ビールもぬるくしてから飲む私にもうかき氷はムリそうである。

 

そういえば氷トラウマをひとつ思い出した。よいこのみなさんが同じ過ちを犯さないように恥を忍んで書いておこう。

まだ大阪梅田に伊勢丹が存在していた頃、その地下に赤福茶屋があった。「夏―赤福茶屋」とくればすなわち赤福氷である。何度も伊勢に遊びに行っていたハハはなんどかこれを食したことがある。餅が冷えて固くなっており、正直なところ好みではないが(むちむちしたstickyな食べ物が好きだから)、お菓子にうるさい茶人としての教養として食べておくべきものである。鳥取に越して伊勢は遠くなってしまったが、梅田にあるとなれば話は別。当時小学生の長女ぶーちーと一緒にこれを食し、お弁当とビールを買って帰りの新幹線に乗り込んだ。そう、あれは定期演奏会準備のため、伊丹のご宗家宅に合奏に伺った帰りだった。ご宗家宅での気の張る合奏を無事終えて(ご宗家は当然ながらめちゃくちゃお厳しい)、ホッとした私は調子に乗っていた。

 

冷えたビールを飲んだ途端気分が悪くなった。それから岡山に着くまでの間、真っ青な顔をして差し込む胃の痛みに耐える。痛すぎて動けない。岡山で特急に乗り換える頃にはようやく収まったが、結局赤福氷とビール一口以外なんにも口に出来なかった。翌日鍼の先生に見てもらったところ「冷えすぎて胃が痙攣」したと言われた。

他にはね(まだある)、スイカ食べすぎて胃痙攣起こしたこともあるよ。てへ!
だから皆さんも、夏の冷たい食べ物には重々ご注意ください!

 

ところで恵比寿のクマ氷の写真をJK剣士に送ったら「最近くまの割合多いな」とツッコまれた。そうやった、大阪でクマ食べたんやったな。すると「熊派閥、こわいこわい」と云う。熊派閥とはいったいなにをする集まり? 危険な香りがする。こわいこわい。